書籍レビュー

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重耳後の春秋時代を描いた「夏姫春秋」

華栄の丘とほぼ同時代 春秋時代の宰相の華元を描いた華栄の丘とつながりの深い本作品。時代もほぼ同時期なので続けてご覧いただくのをお勧めします。こちらの作品では華元が宰相を務める宋同様、春秋時代においては弱小国の鄭、陳の歴史が描かれています。 ...
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重耳後の春秋時代のお話「華栄の丘」

マイナー国家、宋を舞台にしたお話だよ 春秋時代を彩った強国と言えば、楚、斉、晋、戦国時代では魏、趙、韓、斉、秦でしょう。で、これらの強国を相手にのらりくらりと生き延びていったのが鄭、魯、そして本作品の舞台となる宋です。弱小国ながら、強国の無...
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裏社会って怖っ「タックスヘイヴン」

タックスヘイヴンとは 新聞などでよく耳にするマネーロンダリング。ウィキペディアを調べるとこんな風に書かれています。 タックス・ヘイヴン(英語: tax haven)とは、一定の課税が著しく軽減、ないしは完全に免除される国や地域のことであり、...
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ドラクエ的な展開を期待していたけど・・・「鹿の王」

脱獄から始まる展開にワクワク 主人公は、とある王国との戦いに敗れ、泣く泣く強制労働所に送られた少数部族の長、ヴァン。数で勝る王国の武力を相手に少数ながら互角のいやそれ以上の戦果を挙げていた少数民族。この部隊の長として八面六臂の活躍を見せ、あ...
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経済に疎い僕でもスラスラ読めた「東芝の危機」

名門東芝の転落人生 東芝と聞けば、日本を代表する電機メーカー。重電メーカーの御三家とも呼ばれ、日立「野武士」、東芝「お公家さん」、三菱「殿様」と揶揄されていたとか。その上流階級とも言えるお公家さんの東芝が、上層部の相次ぐ経営の失態で、その地...
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レビュー評価はもの凄く高いけど・・・「対岸の彼女」

本選びはレビュー頼み 本選びは決まって歴史モノですが、たまに違うジャンルが読みたくなることもあります。外したくない気持ちが働き、作家で選んでみたり、書評で選んでみたり、その時々によって変わります。んで、今回はレビューで選んでみました。レビュ...
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家康拡張の時代。三河物語 三方原の惨敗

狙うは今川家の遠江、駿河 国内の一向一揆を平定した家康。これで領土拡大の準備が整いました。家康の統治する三河は西に織田信長、東に今川家、北に武田という大変な場所に位置します。それぞれと敵対しようものなら、一瞬でその領地を奪われる。ので、戦国...
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あるあるが満載。「半径5メートルの野望」

とにかくベタ褒めツィートが凄い 本作品が発売した頃は、称賛ツィートでだらけ。「心に響いた言葉をマーカーしていったら、マーカーだらけになった」「気になる言葉のページの端を折ってたら、本が分厚くなった」「一気読みはもったいない」もう読み終えるの...
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信長天下統一前夜もまた面白い「風は山河より」

主役は家康組傘下の菅沼家 宮城谷昌光作品で初めて手にする日本史作品。描かれている時代は信長が生まれる戦国時代から豊臣秀吉が天下を取る頃まで。信長、秀吉、家康というメインストーリーではなく、家康傘下の家臣、言わばサブストーリーにスポットを当て...
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どうしても実話目線で見てしまう「罪の声」

あのグリコ・森永事件がベース 今から30数年前に起きたグリコ・森永事件。当時小学生だった僕でも、怖い事件やなとテレビを見ながら思いました。子供ならまだしも大人を誘拐してしまうんですから。しかも当時のグリコ社長。相当なプロじゃないと大人を誘拐...