あれこれ盛っても売れない

多機能家電の急所

良かれと思って色々と機能はつけたもののかえって商品の魅力を落としているというお話。

例えば電子レンジ。食材に応じてあれこれボタンはつけたものの、その番号を覚えるのが面倒。結局、食べ物を温めることにしか使っていないというのが相場。

逆に機能を絞り込んだ方が売れるということも。例えばの洗に特化した靴洗いませ専科糖質カット炊飯器などがその最たる例。

機能を絞り込むことで、その商品の性格が伝わりやすいんだと思います。

電子レンジ

アプリにも言えるよ。

日頃使うアプリにも似たようなことが言えます。

ニュースアプリのグノシー。政治、経済、スポーツ、エンタメなど多岐にわたるニュースを閲覧できるアプリとして人気を博していますが、最近では扱うニュースごとにアプリを変えているとのこと。

例えばエンタメ系であれば、グノシー、時事ニュース系はニュースパス、女性向けニュースはルクラといった具合に、3つのアプリに分けて現在は運用しています。

これも機能を増やすとユーザーが離れるという検証結果が出ているとのこと。

確かに使い手として、欲しい情報にすぐにアクセスしたいもの。アプリに専門性をもたせることで、アクセスまでにかなりのショートカットができます。

日頃はGoogleの機能を使いつつも、乗り換え案内や天気、ニュース、SNS、ショッピングなどは、別の専門サイトを使っている。そんな自分自身の事を振り返ってみて、この話は納得が行きました。

アプリ

文具の世界も一緒だよ

多機能型文具は敬遠されるというのも、今回の話に合致したお話。

過去にはあのボールペンにラジオや時計、ものさしなどがついた商品が販売されていましたが、やはり売れ行きは芳しくなかったとのこと。

てなわけで、文具の世界では最適追加機能の数は2と言われています。

例えば黒ボールペンに対し、追加機能2と言えばシャープペン赤や青といった具合。

これが多すぎてしまうと使われることもなく、逆に使い手の満足度を損なうという残念な結果を招くこともあるそうです。

文具

認知科学からの視点でも理にかなっている

ある著名な心理学者によれば、人間が瞬間的に記憶できるのは3つか4つとのこと。5以上になると記憶に留められない。

なので、文具の最適追加機能の数は2というのは理にかなっているわけです。

吉野家のうまい、安い、早いは見事なまでのキャッチコピーと言えるでしょう。

心理学という面から見ても、過剰な機能てんこ盛りは消費者には歓迎されないことがわかりました。