幸先の悪かった2019年
2018年10月以降から景気減速が囁かれていましたが、年初のAppleショックで、株価は下がりドル安。安全資産の円の買いが進み円高。2019年大丈夫?と思った方も多いはず。
その後、株価は上がり2万円台に回復。FRBも利上げのタイミングを先延ばしするなど、一応の収束は見えたかなと。
とは言え、景気の先行き不透明なことは変わらずでして、中でもヘッジファンドの動向が注目されています。
ヘッジファンドとは
ヘッジファンドと聞くと、いかがわし投資商品という認識しかありませんでしたが、実際にはちょ~がつくほどの手堅い投資商品なんですね。それを知ってびっくりしました。
株、債権、投資信託などなど多様な投資商品で運用してリスクを回避するわけですが、ヘッジファンドはその中でも最も重要と呼べる位のリスク回避の鉄板商品なんです。。手数料は高くても、しっかりと投資家に対してリターンを出す/span>
投資家にとっての最後の砦と言ってもいいでしょう。
ヘッジファンドの運用成績が最悪
では、なぜヘッジファンドの動向が注目されているのか。ヘッジファンドの運用実績がここ最近ただ滑り状態のようです。
ヘッジファンドの運用成績を示すHFRX指数は約ー7%。。これは過去20年間で、08年のリーマンショック、11年の量的緩和終了に次いで3番目に悪い成績。
悪い成績が続けば、投資家たちは資金を引き上げ他の商品に投資。例えば円もそうなのでしょう。
このような状況がAppleショックの陰で起きているのではと囁かれています。
ヘッジファンドの運用に変化
この変化の要因として挙げられるのがAIを活用した運用が挙げられます。
最近、投資アプリでもAIが全てをしてくれるので手軽に投資ができちゃうよというあれです。あれをプロの世界でも使わっているようで、AIに頼るヘッジファンドが年々増加しています。
で、ここで問題が・・・。AIの予測が人知を超えるものが多いようで、現場の人間も、「えっマジで」ということが起きている。とは言え、膨大なデータを駆使して出された結果だけにのっかるしかない。
投資家の手前もあるし、早々に手仕舞いしてまう。
これが運用成績の悪化を招いていると思うのですが・・・
AIを信じるか己を信じるか
AIによる運用もラクにはなったものの、まだまだ人間が介在して精度を高めていかないと難しいかなと。
まだAIが導入されて日も浅いことですし、これから学習を勧めながらAIによる運用も洗練されていくと思います。
なので、それまでの間は、どうか景気が落ち込みませんように・・・