円安だからって、国内回帰は早計

実しやかに囁かれている1ドル150円

2014年年末に120円を突破したのに、2015年1月現在の為替が117円前後と下落。とは言っても、これは調整局面であり、この先の円安基調は揺るがないでしょう。あるエコノミストの予想では1ドル150円というのだから恐ろしい

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円安基調の理由

一番の要因は、日米の金利差拡大。米国が過熱気味の景気をソフトランディングすべく、利上げを実施する予定。一方の日本は超がつくほどの低金利。

となると、安い円を売ってドルを買い投資に当てる人が増える。売られるちゃう円は、どんどんと市場に出回り、価値が下がり円安がさらに進行するという循環に入る訳です。

円安はカップ麺が高くなる

輸入大国の日本の場合、原材料はほぼ輸入。身近な所で言えば、100円を切るカップ麺が、120-130円に値上がり。食品の値上がりもさることながら、生活インフラの電力、ガスも値上がりするなど何かと出費がかさむ。

企業も結構しんどい。

例えば賃金の安い海外で生産して、国内に輸入している企業も同様。円高時代は生産コストが安い分、利益をガッポリ稼げたけれど、円安となるとそうはいかない。

例えば日用品で有名なアイリスオオヤマでは、1円、円安が進むと約8億円のコストアップになるとうのだから、今の価格で吸収するのは難しく、結果、価格を上げなければならないのでしょう・・・。

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国内回帰は早計

苦しい円高時代を生き残るため、海外に進出していった企業は数知れませんが、円安だからと言って、国内に工場を新設しようなどと思っておらず、むしろ地産地消の方向で乗り切る戦略を敷いているようです。

国内に生産を戻すと言っても、オートメーション化や製造余裕の工場に生産を割り当てるなど無理はしていない感じ。

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この先、どうなることやら・・・

日経ビジネス NO.1774