税関手続きのシステム開発。NTTデータ
現在はEU加盟国のため税関なるものはありませんが、離脱となったら話は別。
新たに通関手続きなるものが発生します。となると、いかにこの手続をスムーズにしていくことが肝となるわけで、滞るようであれば英国経済にとっても輸出企業にとっても大打撃を被るわけです。
てなわけで、今流行りのICタグをつけた通関システムの構築が検討されていおり、それを狙いにNTTデータが攻勢をかけています。大規模なシステム構築が必要となり、そこはNTTデータの得意とする所。
受け入れ体制の強化すべく、人材増強やシステム構築を得意とする企業買収などを積極的に進めています。
倉庫不足も懸念材料。日本通運
先の税関手続きと切っても切れないの物流。配送網も当然ですが、倉庫ビジネスが熱い模様で、現状ではかなり倉庫が不足しちえる模様。
通関手続き待ちの大量の荷物を保管する場所が圧倒的に少ないため、倉庫の建設が急がれています。
また荷物の輸送の面でも今以上にスピードが求められることは必至。ITを駆使した運行管理システム、荷物追跡システム、倉庫の自動化などなど派生ビジネスは間違いなく盛り上がっていくことでしょう。
セキュリティ人材確保。セコム
EU離脱後に、移民の流入が大幅に制限されます。となると深刻な人手不足になると予測され、とりわけ警備関係は、これまで移民の方々にお願いしていたものだから、さあ大変。
この問題に大使、セコムでは、ITやAI技術を駆使しして、人手不足の解消を狙っています。
異常時にだけ警備員が駆けつける無人監視サービスで実績があるだけに、このシステムを使い、攻勢をかけていくことでしょう。
離脱は当初懸念されていたが・・・
といった具合に、英国のEU離脱は経済を停滞させるなんて論調が散見されていましたが、むしろ経済を好転させている感じすらします。
日本企業による英国への投資も離脱表明後も伸びにのびているとか。
他にも企業が撤退するのではと懸念されていた事案も、アップルやグーグルの新オフィスを開設計画を見る限りに杞憂に終わった感じすらします。
グーグル、アップルの場合は、オックスフォードやケンブリッジ大学などの優秀な人材を獲得したいという目的があるようですが・・・
とは言え、離脱交渉ブレグジッドは難航しているようで、未だにモヤモヤが取れないといった感じ。英国、海外企業ともに喜ばれる点にうまく着地できればいいんでしょうけど・・・