閑古鳥がなく飲食店
3月になって感染の広がりが経済にも影響仕しだしコロナ騒ぎ。
それからやっと2ヶ月。ひきこもり生活が長いと、こうも時間の流れが遅いのかと感じずにはいられませんが、この状況まだ続くような感じがして、感覚的には半年位の時間を要している感じさえします。
特に飲食店や観光・ホテル業界では、厳しい状況が続いていることは確か。
山口県のあるホテルでは、3月の客数が8割減、4月の客数が9割減という惨憺たる状況。政府からの支援はあるものの、コロナ収束後もすぐに客足が戻る見通せず、倒産の道を選ぶことになったのです。
あの中国でさえマイナス成長?
このホテルのように、コロナ収束後も踏まえて経営を考えるといのは真っ当な考えでしょう。
収束後すぐに客足が戻ったり、受注が戻るということはまずありえない。世界に先駆けて、工場が通常通り稼働し始めた中国でも、平時の生産には遠く及ばないという状況なのですから。
これまで2桁成長で、世界経済をリードしてきた中国が、まさかのマイナス成長になるかもというニュースに触れ、2020年は相当厳しいに年になると感じましたよ。
現預金は平均で約3ヶ月だけど・・・。
ちなみに企業における現預金額というのは中小企業が約2.4ヶ月。零細企業でいくと約1.1ヶ月。
1.1ヶ月と言えば、既に現預金は枯渇しているわけで銀行に融資してもらわないと事業継続が非常に難しい。
中小企業もそろそろ厳しい状況に突入してくるかもしれません。
それらを見越して、法人、個人に向けた手厚い政府からの支援が用意されました。
融資、給付、減税が主な支援の枠組み?
マスコミの報道に引っ張られて、コロナ騒ぎの支援策としては思い浮かぶのは10万円の現金給付。
ところが、他にも無利子、無担保5年間元本据え置きなどの融資や収入が減少した事業者の国税、地方税、社会保険料等を1年間納付猶予した税猶予など様々な支援策が用意されています。
スピード感がないと叩かれているけど
国民から遅い、わかりにくいと叩かれまくられている安倍さんですが、個人的には、よくもまぁこの短期間でまとめ上げたなというのがあります。
関係省庁の方々も夜を徹して支援策を練ったことでしょう。自分の会社で、この手を支援策をまとめなさいとなったら、軽く1ヶ月はかかる。
あらためて役人はスーパーエリートが集まる組織だなと感じました。
リーマンから何も学んでないと言われても
この緊急事態において、とにかくスピード重視と叫ばれている中で、財源がなんて、野暮な話があまり出てこないというのは、今の社会の空気として、それを言っちゃおしまいよというのがあるのでしょう。
リーマン後に傷んだ財政をこの10年近くをかけて再建に向けて取り組んできたでわけです。
当時は長期債務残高GDP比率は約150%でしたが、今ではそれ越え、さらにコロナ騒ぎで債務が膨れ上がるのは間違いありません。
リーマンから何も学んでいないと言われても、緊急事態なのだからしょうがないかなという気もしちゃいます・・・