パンクすると重いんです
高校時代に自転車登校としていたこともあり、今回の夢のような話は、世の自転車通学・通勤者にとっては大変うれしい話。
誰もが経験しているかと思いますが、朝起きてさぁ行くぞと自転車のペダルを漕いだ途端、違和感を感じ、いつもよりもどこが重い。自分の体調かと思いきやタイヤが見事なフラット状態。
修理していたら、とてもじゃないが学校には間に合わない。てな訳で強引にパンクした状態で自転車を走らせるわけです。サドルに座れば、地面からの衝撃がダイレクトに伝わるし、あの不快なガタンゴトンとずっとつきあわないといけない。
そんな苦痛から解放されるというですから、早く実用化して欲しいものです。
そもそもは車用に開発
この夢のようなタイヤを開発したのが、タイヤ最大手のブリヂストン。当初はクルマ用にこ空気レスタイヤを開発していました。
空気レスタイヤが実用化されれば、スペアタイヤを積む必要もない。その分、車重が軽くなるというメリットがあります。
パンクではなくても、空気というものは徐々に抜けていくもの。なので適正な空気圧を保つためにまめに空気を足していく作業が必要となります。セルフのガソリンスタンド使用が増えたことで、空気圧チェックは誰しもおろそかになっているのではないでしょうか。
空気は路面の衝撃を吸収してくれて大変ありがたいのですが、このように何かと面倒がつきもの。
で、開発に至った訳ですが、なかなかその良さが認知されにくい。ということで、その良さを実感しやすくさせるには自転車がいいだろうということで、過自転車にも幅広げました。
免許を持たない人にもこの恩恵に預かれる訳ですから、この方針変更は良いと思います。
仕組みはこんな感じ
ブリヂストンの開発した空気レスタイヤとは、スポーク部分がミソ。こいつが衝撃をいなす役割をしています。しかも真っ直ぐではなくやや曲がった形状をしています。これは、どんな方向から衝撃がきても、いなす役割を持たせているとか。この辺はブリヂストンならではの技術が生かされているのでしょう。
空気レスタイヤが浸透したら
現在のタイヤにとって代わって、空気レスタイヤが普及するようなことがあれば、街の自転車屋さんのパンク修理は過去の物となるでしょうし、クルマも同様ですね。窒素ガス充填などのサービスもなくなってきますし、アルミ開発メーカーさんには一体どうなるんでしょう。アルミホイールでは飯は食えなくなると思いますし・・・・。
とは言うものの、空気レスタイヤとなればなったで、新しいビジネスが生まれるのでしょう。