Web2.0の時は凄かった
確か書籍のタイトルでWeb2.0というのがあって、それが瞬く間に世間に広がりました。
平たく言えば、SNSの普及によるイチ消費者が情報を発信し、共有、拡散していくことを指し、今まさに、その状態がピークを迎えています。
と同時にGAFAに代表されるプラットフォーマーへの注目も集まりました。
行き過ぎた個人情報の取得?
GAFAが存在感を高めてい中で、起こった問題が個人情報の取り扱い。
これまでは、特に気にもとめていませんでしたが、プラットフォーマーだけに収集した大量のデータを元にした商売に批判が集まるようになりました。
Googleは、Cookieを将来的には廃止し、個人情報の取得に抵触しないような技術開発を行ったり、FBは、将来的には規模の小さなコミュニティ系のコミュニケーション力を入れると表明したり。
極めつけはアップル。個人情報の取得を題材にしたCMは、あまりにも衝撃的でした。自分たちはそのデータで飯を食っているのに、食い扶持をあえて捨てるような行為に映りました。
一方で、消費者も自分の個人情報を守るという意識が芽生えたのも確かでしょう。
中央集権型から分散型へ
Web2.0はプラットフォーマの影響が強い仕組みでしたが、このような中央集権型から分散型へ移行していく傾向が今後広まるのではないかと言われています。
仮想通貨で注目されるブロックチェーンという技術を使い、長というものを置かずにフラットな関係でサービスが運用されるというもの。
昨今、よく耳にするNFTがまさにそれ。データの出所を明確にし、コピー品と明確に識別できるというもの。
他にも組織運営で広まるDAOという技術があります。これをリアルの店舗で使うという動きが起きているのです。
合議制で事業の方向性を決定
ある雑貨店では、このDAOを導入し、お客さんも巻き込んで、お店スタッフとの強固なコミュニケーションを気づき商売をしていくというもの。
このコミュニティへの参加は、トークンなるものを取得して、意見を発し、合議制で決定されるというもの。
品揃えで不満があれば、どこそこのスーパーに置いている◯◯を取り扱って欲しいだの、仕入れルートを変えて、より品質の良い商品を置いてくれだの、まさにスーパーなどにあるご意見箱のようなものが仮想空間で繰り広げられる。
で、このコミュニティはトークン保有者のため、外部からの閲覧もできない。つまりプラットフォーマーの影響を受けることがないわけです。
DAOの今後の広がりに期待
政府の新しい資本主義の中で、ブロックチェーン技術を活用したサービスを推進とうたっているし、DAOにとっては追い風になっていることは間違いない。
今後のさらなる広がりが期待されることでしょう。