売れるデザイン重視家電
英ダイソンの羽のない扇風機は、国産のそれが数千円~1万円に対し、3万円~4万円。コーヒーメーカーは黄色など多彩な色が選べるデロンギが国内メーカーの約3倍の値なのにバカ売れ。パナソニックのガラス張りの高級冷蔵庫もデザインが評価され、こちらもバカ売れ。
といった具合に、デザインに優れた商品が家電業界では勢いがあるみたい。
20世紀までの商品と言ったら・・。
機能優先、デザインは2の次。そのデザインには機能的に意味があるなんて、キャッチコピーなんかにも出てきますが、20世紀はまさに機能礼賛の時代。
21世紀は情緒的価値
が、成熟時代を迎えた今、求められるのは、機能以外の価値。情緒価値とでも言うのでしょうか、感性に訴えるものがないと消費者はトキめかない。そのトキメキのスイッチを押すのがデザインだと。
ヒントになる無印良品の家電
機能優先で、苦戦する国内家電メーカーを尻目に改装を続ける無印良品。家電の売上は全体の約6割に達するとか。開発思想は「これがいい」ではなく「これでいい」といった割り切りよう。
機能は必要最低限にしてシンプルに。
過剰な機能よりもデザインを重視する消費者が増えている昨今の空気に合致したからこそ売れているんでしょうね。
確かにイエローのコーヒーメーカーがキッチンに置いてあるだけで、目覚めもいつもとは変わってくるんでしょうね。
日経ビジネスNO.1757より
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