アサヒスーパードライ8割減の衝撃
ビールの絶対王者、スーパードライでコロナ禍で大苦戦。
そもそも主戦場を飲食店などの業務向けがだったこともあり、4月の販売数数量は前年同月比で8割減。
裏を返せば、スーパードライを置くお店がかなりの数あるということ。
外出自粛が解除され、営業時間も延長されたことあり、徐々に回復。夏場を迎える頃には、巣ごもりストレスの反動からか、対前年超えもありえると思いますが、とにもかくにも今が耐え時でしょう。
中計さえも変えてしまったコロナ騒動
自宅待機で巣ごもり消費が激増したことで、業務向けから家庭向けにシフトする企業が続出。
これって、この新生活様式がしばらくは続くと企業側が判断したとも言えるでしょう。
ブルドックソースでは、業務用強化をうたった中計とは異なり、家庭向け需要を取り込む方向にシフト。
社内予算、新入社員の配置先を家庭向けにしたとか。このフレキシブルな対応は見習うべき点があります。
先が見えない昨今、決めたことだからと頑な計画を遂行するよりも、その時々に応じて方針を柔軟に変えていく方が良いのではと思います。
ケーキづくりで粉売ってないは全国的な話?
続いて雪印メグミルクのお話。学校が休校となり、給食用の牛乳需要激減で厳しい中、思わぬ救世主が現れます。
巣ごもり消費で自宅でケーキをつくる人が急増。パンケーキ用の粉が売っていないと友人がぼやいていましたが、これが全国レベルで起きていたとはおどろかされました。
てなわけで、雪印メグミルクでは、家庭内調理に商機を見出し、家飲みでにんきのチーズやバターの増産するとか。しかもわざわざ、そのために工場を新設。
ある意味、この先、家庭向け需要な堅調に推移すると見込んでいるからでしょう。
さらにコンビニ優位が進むかも
生活様式がイエナカ中心になったことで、業務向けから家庭向けに力入れ始める企業が続出。
壮絶な棚争いが勃発すること間違いないでしょうし、これまでコンビニには置かれていなかった商品が店頭に並ぶことも十分考えられます。
業務向け需要はしばらくはしんどいかも
一方、業務向けにしか商売をしていなかった企業にとってはしばらくはしんどい状況が続くことでしょう。
食品はまだ家庭向けというのができますが、工業製品などはほぼ業務向けといいますか、法人がメイン。
とは言え、お試しで一般消費者向けの商売することも良いかと。
もしかしたら、思わぬ需要の掘り起こしに繋がるかもしれません。
いい意味で捉えれば、コロナにより新たな商売が生まれる可能性が高まると見てもいいでしょう。