会社で出前が当たり前の時代へ?

ロボット新商品・サービス

下まで降りるのが面倒

遠い昔にオフィスがビルの8階にあった時のこと、ちょっとコンビニでお茶を買いに行くのにも面倒。なので給湯室のお水で何度我慢したことか。

高層階ビルにオフィスがあればなおのこと。面倒でも階下に降りたとしても、今度は上りのエレーベータで待たされて、行って来いの買い物で相当な時間を取られてしまう。その残念な経験をした人もきっといるはず。

そこに商機を感じたのか、なんとロボットを使って出前をしてくれるサービスが登場。この画期的なサービス、今後さらに広がるのではと期待しています。

その仕組とは

例えば階下のスタバでコーヒーを注文したとします。まず専用のアプリを立ち上げて、コーヒーを注文。んで、そのコーヒーを専用ロボットがオフィスの入り口まで運んでくれるというもの。

入り口まで来たらメールで通知してくれるので安心です。

このサービス、アプリを提供しているのがショーケース・ギグという会社、んで、ロボットがサビオークという会社が開発したリレイ。この両者をがっちゃんこすることで、会社出前が成立するわけです。

既に品川プリンスホテルのルームサービスで実際に使われているようで、これをオフィスビルにも広げようということで現在、実証実験が進められています。

ロボット

飲食店には商機かも

このサービス、利用者にとっても大変ありがたいサービスですが、飲食店側にとっても大変助かります。

今、飲食業界では人手不足が深刻で出前スタッフを調達するのは困難。そこをロボットが代替えしてくれてきっちりと売上も上げてくれるのですから。

このサービスが普及するとなると、エレベータの中はロボットだらけ。廊下を行き交うロボットの集団などなど、まるで近未来の光景が目に浮かびます。

もっと進化すると人型ロボットになるかもしれませんね。

愛着も湧いて良いかと思うのですが・・・

オフィス

オフィスビルの付加価値にも貢献

このサービスを導入するには、ビル管理会社の許可が必要となってきます。東京五輪後は、オフィス市況が悪化するとも言われ、2018年比で3割も安くなるという悲観的なデータも。

とは言え、賃料は現状のままをキープしていきたいのがビル管理会社の本音。

てなわけで、付加価値をつけることで入居ビルの価値向上を目指しています。

ロボット出前をその一環のひとつ。現在、森ビルがこのサービスを導入を推し進めているようで、一度でいいからお目見えしたいものです。

打ち合わせ時のお茶出しにロボットが部屋に入ってきたらさぞ驚くことでしょう。

高層ビル

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