従来は削る工法
そもそもパーツ製作ってのは金属の塊を切削機械にかけて、造形を削りだす工法が一般的だったが、ここ最近では、3Dプリンターみたいに粉末を入れて、積層造形していく工法が脚光を浴びている。
組み立てがいらない。
例えば、エンジンで言えば、エンジンブロックとシリンダーブロックなどなど様々なパーツを結合してできているけど、積層造形であれば、一体モノで整形するのも可能。接合部がないので軽量化や小型化も図れるので、燃費規制に喘ぐクルマ屋さんにとってはありがたい工法。
ネックはスピードとコスト
と、魔法のような話だけど、課題もいくつかある。一つはスピード。整形するのに1日以上かかってしまう。2つめは積層造形の機械がバカ高い。この2点が改善されれば、一気に積層造形の工法が普及するのでは?
世界的には積層造形の方向
日本では、まだまだ導入が進んでいないようだけど、GEが積層造形会社を買収、3Dシステムズ車も積層造形会社を傘下に収めるなど活発に動いている模様。
まとめ
日本のお家芸とも言える切削工法が、遠い未来には通用しなくなるのでは?とちょいと不安を覚えた次第です。にしても、3Dプリンターの破壊力ってやっぱり凄い。