ただ捨てるだけではもったいない
豪雪地帯の方々にとっては、雪というものは何かと生活に不便をもたらすやっかいもの。身長よりもはるか高い位置まで積もってしまえば、近くのコンビニに買い物というのも命がけ
首都圏に住む自分は何て恵まれているんだろうとあらためて実感
冬場の雪を有効活用
昔テレビで夏場の冷房に、冬場に貯蓄した雪を使っている自治体の特集を見ました。電気代も節約できて、捨てていただけの雪を有効活用しているとのこと。
で、今回のお話は、この雪をサーバーの冷却に使うというお話で、北海道に将来的に実現するようです。
恐ろしく熱暴走するサーバー
サーバーセンターなどでは、冷房に使う電気代が半端ないという話をよく聞きます。恐らく数百台に及ぶサーバーが並んでいるわけですから、熱量も半端ないでしょう。サーバーだって熱中症でぶっ倒れるのも無理もない話しです。
ホワイトデータセンター
名前からして、クリーンなイメージを感じますが、このホワイトの意味するところは雪。北海道にあるこのセンターでは、雪で冷却した不凍液をサーバールームにめぐらせて冷却するというもの。
これにより冷房にかける電気代を大幅に削減できるようです。
サーバー熱も再利用
他にもサーバーから放出される熱を有効活用しようという試みも。周辺に隣接する植物工場や水産物の陸上養殖施設に活用し、電気代の節約を目指すとしています。
捨てるものがお宝だったようで
今回の事例は、今までムダに捨てていたものを見方を変えて再利用しているのがポイント。
そう考えると、ただ捨てていたもののも、もしかしたら再利用することで、今の生活の足しになることも考えられるわけです。運動して放出した熱で、あるいは自転車をこぐエネルギーと連動した充電装置など。スマホ時代の今だからこそ充電というのは需要があるかなと。