サッカー代表では別々の国扱い
ワールドカップでいつも疑問なのが、同じ英国なのに、イギリス代表、ウェルズ代表、スコットランド、北アイルランドと別れていること。そもそもFIFAでは、それなりの自治が認められていれば同じ国でも別扱いOKとしているみたいです。
ひとまず穏便に収束
今回の独立騒動ですが、賛成生が反対成を若干を上回り、独立は認められなかった。イギリス政府としても穏便に事が進み、ホッと胸をなでおろしていることでしょう。とは言っても反対も多数いる訳で、今後、独立の運動が起こりえる可能性は大。
他の自治体も黙っていないのでは?
イギリス政府の譲歩とでも言うのでしょうか、医療や福祉分野でのさらなる権限委譲を約束。けど、ウェルズや北アイルランドはどうなるの?と。ウチも自治権拡大してくれよという声が上がる可能性もありえるかと。
日本に置き換えて考えてみる。
例えば鼻息荒い、大阪が日本から独立を主張したらどうなるのか。大阪出張にもパスポートが必要で、現地通貨に切り替える必要も。最安値が海外へ!なんて、事も言えちゃう世の中になるんでしょうね。
独立の背景にユーロ
スコットランドが独立に勝算ありと思うのも、ユーロの存在がある。ユーロに加盟することで経済システムをゼロから構築する必要もない。
欧州の統一を目指したユーロが、逆に自治体の独立を加速させるというのも、何とも皮肉な巡り合わせ。
単一通貨の日本は、ある意味、助かっているのかな。
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