昔は逃げ切りシステムというのがあったみたい
バブル前の遠い昔のお話。当時の50代と言えば、高給をもらいながら定年までの10年間を会社に居残るといのが一般的でした。
20代、30代と給与は働き具合に比べ給与は安く抑えられていましたが、それを50代になって回収するというもの。
一見まっとうな考えにもよりますが、バブル以降は50代も貴重な戦力。しっかり働いてもらわないと会社としても立ち行かない状況なのです。
てなわけで、安息の10年間は今は昔。定年というゴールに向けてもう一踏ん張りしなくてはならなくなったのです。
企業も本腰。リスキリング
てなわけで、50代の戦略化に向けて学びの場を提供する会社が続々と現れています。
そもそも働き手を投資は先進国では最低水準の日本。GDPに占める能力開発は10-14年で平均0.1%。欧米の1-2%に比べると恐ろしく低い。
これ50代に限らず全世代に対しての話で、日本企業がいかに人件費の抑制に力を入れていたのが、わかります。
が、ここに来てその考え方にも変化の兆しが。DXという新たな働き方の仕組みが出来たことで、能力開発に力を入れる企業が続出。その対象は50代にも広がりを見せています。
越境副業という新たな仕組み
2022年6月にリスキリングを支援する団体、日本リスキリングコンソーシアムが設立されました。
Google日本法人をはじめ、省庁など計49企業・団体がな名を連ね、学ぶネタといえば、人工知能、クラウド、ネットセキュリティなどなどDX関連が多数。
中でも、越境学習という仕組みが秀逸。この団体の所属の企業が相互に社員を融通しあい、あるプロジェクトを遂行させるというもの。
これまでとは異なる業界、人材との交流もあり、従来の自社内にとどまっていた自己啓発プログラムとは全く異なるというのがミソ。
提供されるネタも、より実践的となり、50代にしてみれば、久々の燃えるネタということで、平凡な毎日に刺激を与えること間違いなし。
この燃料をくべることで、企業にとってもメリットとなるし、本人にとっても再びやる気を取り戻すこととなり、良き仕組みといえます。
まとめ
テレビで80代からプログラミングをはじめ、アプリを開発したシニアの方を紹介していました。
誰しも学びの意思を持っているものであり、やればできるというの実証した好例とも言えます。
もう年だから新しい事を覚えるのは無理と壁を作るのでなく、もう一花咲かせようという気持ちになってもらえれば50代も貴重な戦力もなるのかなと思った次第です。
下の世代から見て、やる気に満ちた50代は、仕事の励みにもなりますし、日本経済にとっても良いこと。
僕も負けじと頑張っていこうと思った次第です。