レナウンが経営破綻の衝撃
コロナ禍で大打撃を被った飲食業界。営業時間の短縮、コロナ感染率が高いなどと言われ他の業界に比べるとダメージは相当なもの。
廃業を余儀なくされるお店も多く、この先もさらに増えていくことが容易に想像つきます。
このような暗い話が漂う中、大企業のレナウン廃業は明日は我が身と思った企業も多いのではないでしょうか。
大企業ともなれば、手元資金が潤沢。1年位は持つのではと思いましたが、現実は相当厳しく、自転車操業だったとの?と疑ってしまいます。
100年企業も苦しいは状況は変わらず
で、今回のテーマとなる100年企業は、この コロナ禍 を乗り越えているのかですが、100年間の間、経営危機を何度も経験しているはず。
このような危機にも負けず乗り越えられてきたのには何か秘訣があるのではないかと。
実際、売上が5割も減少したという企業が全体の約4割。ご多分に漏れず厳しい状況に置かれています。
2年以上持つが全体の約3割。
この状況がどの程度でも大丈夫かという質問に、約3割が2年と回答。
この数字を聞いてさすが100年企業と思いました。
その理由として、これまで何度も危機に直面した中で、コツコツと蓄えを行ってきたこと、そして融資先との信頼関係が強固である点が挙げられます。
宮城県の100年続く旅館では、複数の金融機関から融資を取り付け、当面の資金を確保。
東京の和菓子屋さんは、これまで経験から10年に1度は、このような困難時代が来るという教訓めいたものを持っており、準備万端。
社長による陣頭指揮の元、みんなでこの困難に立ち向かっていこうと鼓舞しています。
社員としても、危機を経験した人間、しかもトップからこのような言葉をもらえれば少なからず不安も和らぐかと思います。
最悪なのは、この危機に瀕してオロオロとたじろぎ、何も手を打たずに静観するようなトップ。これでは状況は一向に改善されません。
コロナは一過性のものではないという認識
100年企業でも、今回のコロナ禍で、販売方法や生産方法の変更を進めるなど、新たな取組を進めています。
これも、コロナがもたらした需要変化は、一過性のものではなくニューノーマルとしてこの先に長く続くと踏んだから。
100年企業の経営者がそのような読みをしているということは、間違いなく新生活様式がデファクトスタンダードになってくるでしょう。
100年企業も変化が求められる時代へ
変化に対応するものだけが生き残るとダーウィンの種の起源でうたわれています。
この手のネタは、変化を求める経営層が社員に対して発信ちがちですが、実態はこれまでと同じ。笛吹けど踊らず状態でした。
が、コロナを経験した今、社員一人ひとりも変化の必要性を強く感じていることでしょう。
かくゆう自分も、ここ最近は、慣れないテレワークにも徐々に身体も対応してきており、まずは働き方から変えていく必要があるなと思った次第です。