ここ最近休みが多くない?
僕の会社のパートのおばちゃん。ほぼ毎日出勤して社員皆は大いに助かっているのに、たまーに連続してお休みをいただくこともあります。
主婦は色々と家庭の事情で忙しいと思いきや、年収調整疑惑が。
つまり働き過ぎると手取りが減ってまうという、傍から見るとおかしな法制度があるんですね。
これにはビックらこきました。
130万円以内はセーフ
旦那さんが会社員で、年収が130万円であれば扶養家族扱い。んで、自己負担なく旦那の健康保険に加入できるし、年金も受け取れるんです。主婦にとっては何ともありがたい制度です。
まぁ、家事という重労働をしているわけですから、ママはそれなりに大変な想いをしているわけですけど。
が、この恩恵も130万円を超えるとアウト。つまり健康保険、年金も自己負担が強いられ、結果、手取りが減ってしまうのです。となると、普通の考えなら働く時間を調整しますよね。
仮に減った分を取り戻すには155万円の年収が必要だとか。一気にハードルが上がる感じがします。
2016年には106万円にハードル上がります。
金額から見れば130万円から106万円に下がる訳ですから、ハードルは下がる訳です。が、主婦にしていれば現状、年収の調整に四苦八苦していたのに、さらに調整に頭を悩ます事態となったわけです。
加えて、週20時間以上、月88,000円以上、1年以上勤務、社員数501人以上の条件全てに合致すると、年金と健康保険の加入が義務付けられるのです。
ある調査ではパート時間を減らす人が大勢
これに頭を抱えるのが大手飲食チェーン店。ホール全体の客誘導のエースが、中継ぎ登板しかできなくなるという問題が浮上。
というのも、ママさんの意識としては、今よりもパート時間を増やして年収を上げるよりも、パート時間を減らして年収ちょいダウンを選択する人が多いようです。
旦那の収入もあり、自分の小遣い稼ぎでパートをしている人を考えれば確かにそこまで「働く」に意識が向くとは思えません。
目論見外れる国の施策
そもそも、この施策、将来的に逼迫するであろう社会保障費の財源確保という側面から出た話。働き手を少しでも増やして、財源を確保しようと。
が、フタをアケてみれば、予想は大外れ。ママさんが今以上に働いてくれて、社会保障に加入してくれると思ったら、現状のママ
わりを食うのは会社。ただでさえ人材不足で干からびている飲食業界はなおのこと、この先のしんどさは半端ないでしょう。
したたかなママさんを侮ったらいけないよ。