移動したいの欲望が勝るか。受難の航空業界

飛行機航空業界|経済

コロナ騒ぎで交通機関の阿鼻叫喚

コロナ騒ぎで外出自粛が出たこともあり、交通機関はどこもさぞ大変なことでしょう。

通勤電車も通常よりも人が少なく座れて帰ることはできるのは有り難い話ですが、そう長く続いてしまうのも困りもの。

新幹線の乗車率は50%近くと報道されているし、飛行機にいたってはもっとひどい状況なのでは。

海外から入国者を規制するなど、各国が同時に行っているものだから特に国際線は痛いでしょうね。

入国禁止令にドル箱路線が蒸発

例えば米国が発動した入国禁止令。当社英国とアイルランドを除く欧州からの入国を規制していましたが、その対象を英国とアイルランドにも拡大しました。

そもそも航空会社にとっては、この大西洋路線はドル箱の路線。稼ぎ頭を一気になくなったことで経営にもかなりの大打撃を与えています。

最大手の独ルフトハンザドイツ航空、仏蘭エール・フランスなどは軒並み株価が下落。市場からもかなり厳しい目でみられいるのが伺えます。

運休ならまだまし。経営破綻に追い込まれる航空会社も

止血対策として、独ルフトハンザドイツ航空は、欧州便7100便の運休を発表。ノルウェの航空会社も4000便の運休を決定しました。

運休ならまだしも、リストラする会社であたり、経営破綻に追い込まれる航空会社もありで、航空業界全体ではや不景気状態に突入しています。

政府にすがる航空会社

といこともあり、航空会社は政府に対し、資金繰りの支援を求め、現在協議中。

日本で言えば中小企業支援に似たものを会社側から逆提案しているわけです。

最大手の会社が、政府に助けを求めるのですから、予想以上に厳しいことがうかがえます。

とは言え、人間は移動したい生き物

これ以上、長引くようなことがあれば、オンラインによるコミュニーケーションが普及するというのは早計。

これまでも、オンラインが普及すれば、移動が減少すると言われていましたが、実際はさにあらず。

そもそも人間は移動したい生き物だから、イマイチ普及につながらないとのこと。

この話を知って、たしかに思い当たる節も。在宅勤務で日中ずっと家にいると、どこか孤独感にさいなまれ、意味もなく自宅近く散歩をしたことを思い返しました。

ので、このコロナ騒ぎが収束すれば、再び飛行機を利用するお客も戻ってくると思います。

2003年のSARS、2008年のリーマンショック。この重大事件後は、必ずや航空会社はV字回復を果たしているのですから。

今回も垂直ばりのV字回復を切に願うばかりです。

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