訪日客増の影にLCCの活躍
近年、訪日客の増加で観光ビジネスから流通、サービス業などなど幅広い分野で恩恵を受けている日本経済。
では、その外国人はどの空港を利用しているか。国際線の成田がメインと思いきや関西空港や千歳空港を多く利用しているようです。
ちなみに関西空港の国際線の利用者は約7割が外国人。日本の空港のくせして日本ではないみたいな状態となっています。
ちなみにこの2つの空港に共通するのが、LCCの積極活用が挙げられます。
LCC国内最大拠点、関空
関空は東京は京都へ向かう訪日外国人のハブとして機能しており、まず関空に着陸して、そこから東京や地方へ向かいます。
いわば日本の玄関と呼べるでしょう。
国内外合わせて19社ものLCCが路線を設けており、週あたり1200ある関空の国際定期便のうち、LCCの路線が約4割。
LCC航空会社にとっては欠くことのできない日本の空港なのです。
千歳空港もLCCパラダイス
関空には劣るもののLCCの数は約10社ほど。
海外LCCが韓国や中国、台湾、マレーシアなどと結ぶ路線を開設しています。
2016年に100万人の大台を突破し、17年には約150万人と増加し、2018年もさらなる増加と取り組んでいた所にまさかの自然災害が起き、千歳空港の大きな痛手を負ったわけですがそれ以上に深刻なのがLCC会社の方々。
かきいれ時にまさかの自然災害
例年、秋冬は韓国では旧盆休みにあたり、多くの韓国人が日本に訪れています。
一方、日本からもシルバーウィークを利用して韓国に旅行にでかける人が増えるとのこと。
ところが今回の台風や地震の影響で欠航または減便を強いられ、かなりのダメージを追うことに。
p関空では冠水した滑走路はLCCが利用しているものだったこともついてないとしか言いようがありません。
薄利多売で何とか商売を回しているのに書き入れ時に商売ができないというのはかなり深刻です。
訪日客4000万人目標に向けて
このように訪日客の増加はLCCの方々の頑張りがかなり貢献していたことがわかりますね。
不思議なのは、とんでもない高額品を買って帰る、言わば経済的に余裕のある方々が日本に来ていると思いましたが、移動手段は安く抑えるという傾向が強いということ。
メリハリ消費と言えばそれまでですが、実は日本に観光で来る外国人は中間層が中心で、基本的に財布の紐は固く堅実。けど、使う時には惜しまず使いまくる、どこか日本人を見ている気がしてなりませんでした。