あっとゆう間の1年経過。KINTO
クルマのサブスクということで話題を集めたトヨタが運営するKINTO。2019年にサービスが開始され、コロナ禍中にあっという間に1年を経過。もうすぐ2年目を迎える所まで来ました。
サービス利用者は2020年時点で約1万件。新車販売が150万台。カーシェアリング最大手のパーク24の利用者すうが150万人。
それらと比べるとまだまだこれからといった感じでしょう。
「価格が高い」の誤解。KINTO
クルマのサブスクに関する調査によれば、価格が高いという声が価格が安いより多い結果に。
ある面では当たってはいるものの、全てがそうとうは限りません。
免許取り立てのフレッシャーズにしてみれば、保険料が高い。が、サブスクは保険料込み込みの価格設定で、新車販売と比較すると月々の支払いで1-3万円は安くなるとのこと。
これはお給料が安っすいフレッシャーズにしてみれば、月3万円をも浮くというのは、かなり楽。
お金が厳しいからクルマを持てないという人にもっとアピールすれば、クルマのサブスクももっと身近に感じられるのではないでしょうか。
しかもSNS慣れしている若者ですから、拡散効果も期待大。
まだまだ成長できる伸びしろはあると感じました。
コロナ禍で追い風になっているのでは?
クルマのサブスクと比較されやすいカーシェア。必要な時だけ借りる。クルマを所有からシェアするという考えは、これからのクルマ社会にとっても必要だと思います。
が、コロナ禍で、シェアという形態を敬遠する人が一定数いるのではないでしょうか。
不特定多数の人が乗ったクルマに乗り込むというのはちょっと気が引けちゃいます。
そう考えると、クルマのサブスクも選択肢の一つでは思えます。
地方発のサブスク勃興!
オリックス自動車が所有する車両のリース契約を仲介するモデルで店舗や在庫を持たずオンラインのみのサブスク、おトクにマイカー定額カルモくん。
月額1.7万円で提供されている本サービスは、20年の契約数が対前年で約4倍に増えたとか。しかもKINTOのような都市部ではなく、東京以外の地方在住者に利用者が多いとか。
地方はクルマなくしては生活がままならない。とは言え、コロナ禍で先行きが見えない状態なのでクルマにかける費用を抑えたいという意識が高まっているとか。
シェアは怖いけど、サブスクなら安心ということで利用が増えているようです。
異業種連携で、第ニのスタートを目指す
KINTOも2020年から大きく様変わりします。行楽地やイベント会場周辺の駐車場予約、ドライブシアター、キャンピングカーシェアなどのサービスと連携し、利用者に提供するというもの。
まるでガソリンスタドが集客にコンビニやカフェを併設するように、単体ではなく総合力で勝負するというフェーズに入りました。
新サービスを根付かせるトヨタの執念さえ感じます。新しいクルマ社会づくりにまた一歩新たなページが書き加えられた感じがしました。