漁夫の利?マツダSUVバカ売れ

クルマ自動車業界

受注台数9000台。計画の4倍

マツダの新型SUV、CX-60が快調に販売台数を伸ばしているということで大きな話題を呼んでいます。

価格帯は500万円台との高めCX-60。マツダが位置づける中・上級SUVのラージ商品群の第一弾とのことで、幸先の良いデビューとなりました。

計画台数は月2000台ながら、予約台数は9000台。一般的に新型車発表数ヶ月はご祝儀台数なんて揶揄されますが、それにしても4倍以上の台数は、今後も期待できる結果ではないでしょうか。

輸入車の苦戦も後押し

この価格帯は、主に輸入車がひしめき合い、国産車はほぼ手つかずといった状況。

ところが、今の行き過ぎた円安で、輸入車の価格が高騰。メルセデス・ベンツのGLCは60万円アップ。

加えて玉数も少ない。ので、今注文しても納期は年明け以降とのこと。

欧州メーカーからしてみれば、ユーロ高円安という状況では実入りが良くないと判断するのも無理がないでしょう。

てなわけで、輸入車よりも割安に見えるCX-60の魅力が俄然高まるというわけです

国産車の苦戦も後押し

500万台クラスともなれば、日本が誇るレクサスはどうした?となりますが、こちらは部品不足による納期後ろ倒しが響き苦戦を強いられているとか。

この状況、トヨタブランドも同様でハリアーが、来年の4月以降に納車とのこと。

てなわけで、ライバルが苦戦しまくりという状況が、マツダを利する結果になったようです。

賢いマツダ。先手必勝?

未曾有の半導体不足を予見していたかどうかはわかりませんが、マツダは部品調達から生産計画まできっちりとした上で、ローンチに踏み切ったようで、大幅な納期遅れや円安などによる価格上ぶれも回避しているようです。

まぁ、新型車だけに入念にその点は練りに練ってきたと思います。先を見る目に秀でていたと言ってもいいでしょう。

まとめ

海外の売上高が高い日本メーカーにとっては、日本はそこまで重要視していないと思います。

数年前から、この状況は起きており、今回のマツダ快走は起きるべくして起きたと言ってもいいでしょう。

なのに、半導体不足により、この好機にクルマを売れないというのは、せつなすぎる。円安という追い風が吹いているのに、ただただ待ちぼうけを食らっているとしか見えません・・・。

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