えっ、ウクライナ危機の影響はこれから?物価上昇

ビジネス景気ネタ

地味に堪える。卵パック、200円超え

昨今の物価上昇を肌で感じるのが卵の値段アップ。これまでは198円だったのに、最近では228円位。たかが30円なのに、買うのを躊躇してしまう。

他にも野菜やお肉、加工食品などもしれっと値上がりしているし、家計は益々厳しくなる一方。

これも全てロシアによりウクライナ危機によるものかと思ったらさにあらず。

忘れてならないコロナ禍による経済への影響

どうしてもウクライナ危機に目が行きがちですが、ロシアがウクライナに侵攻する前から、物価上昇は緩やかに進んでいたとか。

今なお続くコロナ禍の影響で工場などは稼働停止に追い込まれ、品薄。この状況に追い打ちをかけたのが、急激な需要回復。コロナが落ち着きを見せた中で、これまで我慢してきた購買行動が一気に爆発しました。

このように、需要に対して供給が追いつていないことから物価上昇を招いているのです。

供給を絞ったことで、ガソリン代高騰

他にも世界的な脱炭素の流れを受けてエネルギー会社などは、化石燃料の生産を縮小していた所に、旺盛な需要が押し寄せたものだから、原油価格が高騰しました。

とは言え、絞った蛇口をすぐに緩めることなんぞ、できないでしょう。次世代エネルギーの開発・生産に力を入れている中で、再び縮小事業に力を入れろと言われても、いつまた需要が落ち着くともかぎらないし、判断が迷う所です。

2023年にウクライナ危機の影響が本格化

食料品や日用品などなど連日ニュースで見かける値上げのお話。この前値上げしたばかりなのに、またかいというものもあり、企業も小出ししながら状況を見極めているのでしょう。

大きく値上げをしてしまうと客離れしてしまう。ので、小出ししながら消費者の値上げ許容度を見ているのでしょう。

経済アナリストなどのプロの方々の予想では、ウクライナ危機の影響は2023年以降に本格化するようで、となると小麦はさらに値上がり。ラーメン屋さんもパン屋さんも今後さらに値上がりしていくでしょうね。

欧州勢がエネルギー面もロシア産天然ガスの受け入れを停止したことで、これまた供給逼迫。さらなる値上げが予想できます。

となると、光熱費の値上げも加わり、大好きなラーメンやパンも驚くような値上がりをしてくるのではないでしょうか。

負のスパイラルに入らないために

デフレで苦しんでいた日本が、今やインフレで苦しんでいます。どちらの状況でも賃金は据え置き状態で、買い控えで、物が売れない。で、企業は生産を縮小するというお馴染みの負のスパイラルに入ってしまうような感じがします。

ので、国の支援による中長期的な経済対策を切に願うばかりです。

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