軽自動車だらけの日本

クルマ自動車業界

販売台数トップ10。軽が独占

月間販売台数、年間販売台数を見ると、最近は軽自動車のランキングがやけに目につきます。

一時的な現象かと思いきや、ほぼほぼ定着した感じさえします。

遠い昔にカローラが首位だった時代が懐かしくも感じますが・・。

個人的には昔の軽に比べて小型車と遜色ないレベルまで性能がアップしたことが軽自動車が売れに売れる要因かなと。

正直、あの黄色ナンバーがどうしても好きになれず、ずっと軽自動車を選択肢から外していた僕でさえ、軽でもいいかなと思わせちゃう位のクオリティだと思います。

今や保有台数の4割が軽自動車という現状を見ると今後さらに広がるのかなと。

クルマ

ターゲット層はファミリー層

これまで軽自動車のメインターゲット層と言えば女性でした。が、ワゴンRなどのハイトワゴンの登場により状況が一変。

ファミリー層にまでターゲットの幅を広げていきました。

特に子育て中で所得的に厳しいファミリーにとっては、車両価格と維持費のやすさから、軽自動車を一択という雰囲気が醸成されたのかと。

昔まで軽自動車に否定的なトヨタでさえ、今では軽自動車を販売しているのですから、これは見逃せない変化と言えます。

シニア

高齢者向けに寄せた商品開発に驚き

さらに昨今では、高齢者さえもターゲットに取り組むというのだから、その勢いは留まるところを知らないといった感じです。

それまではクラウンに乗っていたのに、定年退職を迎えて遠出する機会もめっきり減った。環境に配慮した意識が高まる中で、ダウンサイジングで小型車にシフトするという事例は聞いたことがありますが、まさかその下のクラスの軽自動車まで広がっているとは・・・

こうした高級車で贅を極めたユーザーが軽自動車になるわけですから、メーカーもそれ相応の性能を提供しない限り、ソッポを向かれてしまう可能性もあります。

シートにこだわってみたり、エンジン音をチューニングしたり、そんなユーザーの声に応える必要があるのかと。

他にも自動ブレーキや駐車時のアシスト機能など軽自動車にとってはオーバースペックと思われる装備が標準でついてくるというのも、この手の声に敏感に反応した現れだと思います。

シニア

もはや「ガラ軽」は死後になるかも

ファミリー層、シニア層と来て、最後は海外。これまでは日本の独自の規格として軽自動車はガラ軽なんて揶揄されていましたが、スズキがこれまで800ccで販売していたクルマを660ccと日本の規格のままパキスタンで販売を始めました。

ダイハツのトヨタの力を借りて世界展開を考えいています。

このように日本発の軽自動車が世界を席巻する日がくるかもしれませんね。

東南アジア

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