NVIDIAは自動運転の肝
以前もこのブログで触れた自動運転技術の件で、NVIDIAのGPUが圧倒的に優れていてることをお伝えしました。
それまでは画像処理やら動画のエンコーディングなどで劇的なスピードアップを実現させ、どちらかと言うとパソコン向けのパーツメーカーとしか認識していませんでしたが、それが今では自動運転化にはなくてはならない技術だということで、驚きました。
詳しい技術的なことはわかりませんが、とにかくカメラやセンサーなどから得た膨大な情報を即座に処理できる並列処理というのが、とにかく優れているだとか。
てなわけで、自動車メーカーも一目置く存在だとか。
自動運転化にはなくてはならない技術で、ほぼほぼNVIDIAの独占かと思いきやさにあらず。
イスラエルのベンチャー、モービルアイも負けてはいませんというのが、今回のお題です。
モービルアイとは
イスラエルのベンチャー企業で、主に画像処理技術に優れた会社という位しか認識していませんでした。
が、その道の人から見れば、これまた他では真似できないような優れた技術を持っており、あのインテルが買収するほどの優良企業だったのです。
それまでの陣容は850人だったのが、3-4年後には4000人体制になるとか。投資規模もGoogleのそれと同じくらいの規模を投入するとも言われています。
矢継ぎ早に新製品を投入
といった具合に、かなり自動運転の開発に盤石の体制が整ったとも言えます。
このモービルアイの画像処理の技術は既に市販車でも多く採用されています。
例えば日産の自動運転技術「プロパイロット」や世界初のレベル3を市販化したアウディのA8などに搭載済み。
きっちりと実績を積み上げていることがわかります。
そして、2018年にも新世代の技術をBMWやフォルクスワーゲンが投入することとなっています。
で、さらに間を空けずして、2020年にはさらに進化した半導体を発表するとか。こちらは人間による運転を必要としないレベル4向け商品というのですから、かなりの力の入れようというのがわかります。
まだまだ群雄割拠
てなわけで、自動運転のコア技術となる画像処理半導体の覇権争いはこれからといった感じ。他にもスマホで有名なクアルコムであったり、車載半導体のNXPセミコンダクターズとプレイヤーはまだまだいる状態。
自動車メーカーも1社ではなく複数メーカーと交渉をしていることもあり、まだまだ余談を許さない状況。
自動車と言えば、エンジンがが、そのメーカーの個性と思いますが、自動運転となると、半導体が主役になるようで、ちょっと寂しい感じがしました。
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