質と量の両面狙いで大丈夫?YKKの成長戦略

ファスナー業界でNO.1

ファスナーと言えばYKKという位に認知されている同企業。金額ベースの世界シェアは4割というのだから、そのブランド力は世界の誰もが認めるところ。主に欧米の高級ブランドやスポーツアパレルなどの採用が多く、これがシェアを押し上げている要因。

ファスナー YKK

数量シェアでは約2割

けれど、数量ベースで見ると約2割と急減。世界の人口が急速に増加していく中で、これ以上のシェア低下は許しがたいという会長の一言で、量においてもシェアを拡大していこうという動きになった訳です。

狙いはファストファッション

猛威をふるうファストファッション。日本でもひと昔前に話題になりましたが、これらのファストファッションでYKKは採用されていなかった。ので、まずはファストファッションを攻略していこうということに。

ファスナー YKK

短納期に対応

ファストファッションの攻略の肝は安さはもちろん短納期への対応。これに対し、YKKではサンプル3日、本番5日という目標を掲げ、その達成度は今や9割とのこと。

加えて、ファストファッションの進出国に生産拠点を置くという周到さ。中には、まだ進出はしていないのに生産拠点を設置するほどの力の入れよう。

ファスナー YKK

ポルシェが大衆車を開発

今のところこの数量シェアアップ作戦は成功しているようで、売上高、営業利益ともに好調。けれどプレミアムカーとして認知されているポルシェが大衆車が出したような衝撃にも映り、どうかなというのが率直な印象。

高級ブランドのファスナーが、ファストファッションと一緒かよと思う人はいるかと考えてみる。けど、そんな瑣末なことは気にしないんだろうなとも思ってしまう。

とにもかくにも今後の動向を注視したい。

日経ビジネス NO.1784

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

フォローする