マンション建設は街づくりの表裏一体

街づくり住宅・不動産

売ったら終わりのビジネスでしたが

新しくできた駅前にとてつもない数のマンションが建設されるのを見る度に、また新たな人たちがこの街にやってくるんだなと

周辺には多くの入居者をあてがって商業施設やら飲食店がどんどんと建てられ、活気に満ちたエリアが突如として現れる。

古くから住む人にとっては、新たな風が入って喜ばしいことですが、この新エリアが、一気に元気を失うと思ったら、街全体のイメージも悪化するだろうなと。

マンション

年々増える空室率

人口が増えれば市の税収も増え、様々なカタチで恩恵を受ける。そんな当たり前と思っていた循環も、この先の日本を考えると行き詰まる可能性大。

2013年時点と今から5年前の数字になりますが、日本の住宅戸数全体に占める空室率は13.5%。実数で820万戸。

それが2033年になるとその倍近くに膨れ上がると予想されています。

今でも、空き家がかなり問題となっていますが、それ以上に空室が増えるということで、他人事と思っていた事が自分ごととして、周りは全て空き家なんて日もそう遠くない話になってくるかもしれません。

空き家

敷地内にスポーツジム、野村不動産

空き家が増え始めると、そのエリア全体のイメージも悪くしてしまいます。

多摩ニュータウンがまさしくそれ。高齢者世帯だけが残り活気がないというイメージがどうしてもつきまとう。

そんな所にわざわざ住みたいとも思わない。

てなわけで、最近ではマンション開発も、街づくりを含めたトータル的な事業に変容してきています。

例えば野村不動産の開発したプラウドシティ日吉では、マンション周辺に商業施設やスポーツジムを備え、入居者以外の人も呼び寄せる仕組みを導入。

さらに料理教室朝市といったイベントなども定期的に開催するなど、街活性化に向けた仕組みを取り入れています。

街づくり

地元の人も巻き込む、三井不動産

三井不動産レジデンシャルの幕張ベイパークも街づくりの活性化に力を入れている事例の一つ。

エリア内にはカフェや飲食店なども設け、いずれも店長は地元の人。新たに入居する人とそれまで長く住んでいた人の交流を深め、街を活性化させていこうというもの。

地元を味方につけるというのは、街全体の活性化には有効だと思いました。

街づくり

どうなるこの先の街づくり

このように民間レベルで街づくりの活性化に動いているということに驚かされました。

本来ではあれば自治体が率先して取り組むべき課題だと思いましたので。

とは言え、民間と自治体が手を組んで街づくりを進めていかないと立ち行かない時代になってきたことなのでしょう。

とにかくおらが村がゴーストタウン化しないことだけを願うばかりです。

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