イニシャルコストは高くても・・・戸建て省エネ基準義務化

マイホーム住宅・不動産

耐震基準というのはありますが・・・

今から数十年前に耐震基準に満たない集合住宅を建設したことで、社会的問題となりました。それ以降、耐震基準に関する世間の目を厳しくなり、住宅メーカーも地震に強い家を強調するようになりました。法律基準を上回る耐震性ということで、マイホームを買う人にとっては、転ばぬ先の杖という感じで、多少高くなろうが好意的に受け止められています。何十年もかけて返済するローンですし、地震で倒壊して、それまでの苦労が水の泡となるのはどうしても避けたいのでしょう。その気持はわかります。

で、今回のお話はそんな住宅建築にさらなる法律が施行されるというお話。それが省エネ基準です。

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クルマの世界ではかなり前から

省エネに関する法律は、一足先にクルマの世界で導入されていますね。

環境基準ということで、燃費の良さをうたうというもの。環境破壊のやり玉に挙げられやすいクルマですから、そこはかちゃんと社会的責務を果たそうじゃないかということで、すっかり定着しています。

で、今回の住宅の省エネも地球環境という視点、エネルギー浪費の低減などの文脈で語られています。

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お家の省エネ基準とは?

省エネ基準に適合したお家とは、断熱材や気密性の高い窓を使っているかなど。これらを満たすことで、エアコンの設定温度を必要以上に上げる必要もなく結果的に、CO2の排出抑制にも繋がります。

今までは努力目標でしたが、これからは義務化。建築途中で検査が入り、法律に適合されているか否かをチェックるのでしょう。

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コストに跳ね上がるのが難

とは言っても、省エネ適合住宅はコストアップするというのが難。大きな買い物のため、コストを理由に客が逃げてしまうのも困りもの。

てな訳で、現状では、わかっちゃいるけど、2020年とまだ先もあり、省エネ基準に適合しないお家を販売しているそうです。

この省エネ仕様にすると数十万円高くなるそうですが、それならば豪華なシステムキッチンなどをつけてお得感をアピールした方がお客も納得を得やすいとか

これってクルマ言う所のオプション販売にも似たような感じがします。

車両本体はこれ以上、値引きが聞かない。ならば利幅の厚いオプション品をくっつけて、さも大幅値引きしましたをアピールするあの手法。

こだわって作ったシステムキッチンやらバスルームなども、値引きの原資に使われていることを考えると残念でなりません。

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結果的には安いかも

省エネ基準住宅もイニシャルは高くつきますが、その後のランニングコストは安くなることが見込まれます。

数十年間のおつきあいとなるマイホームですから長い目で見ればお得ということが伝われば、お客も納得いくのはでは?それと仮に手放すことになったとしても、省エネ対応の家ならば値崩れしないのでは。

何かクルマとの共通点がやたら多いなと感じた次第です。

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