ヤフオクより手軽だけど・・・
世間で大いに盛り上がりを見せているメルカリ。遅ればせながら利用してみました。
出品したのはゲームソフト。登録までは特に引っかかる所もなく簡単。出品写真をスマホで取ってコメントをつけて後は待つだけ。
驚いたことに出品して1時間もしない内に初取引終了。ヤフオクの場合だと取引終了するまでに時間がかかっていたので、こんなに早く取引が成立するのは利用者が多いからでしょうね。
といった具合に初めて利用した感想はと言えば、とにかく簡単、手軽に小遣い稼ぎができるサービス。不満を言えば、もしかしたらもう少し高値で売れたのかなと。
ヤフオクも最近では指値売買というのもあり、取引の迅速化に取り組んでいますが、オークション形式ならではの値段がつり上がっていく興奮があった方が自分に合っているのかなと
米国では苦戦続きのメルカリ
手軽さが受けてここまで成長してきたメルカリですが、海外では苦戦しています。
最大の理由としては先行する個人売買サイトクレイグリストの存在。
このサイト、サービス開始が1995年とインターネット黎明期から存在し、老舗中の老舗。よくぞ20年以上も閉鎖することなく続けられてきたことに感心しちゃいます。
仕組みは、メルカリのさらに上を行く簡便さ?。決済も配送サービスもなし。商品を出品して、後は個人同士で売買をしてねというスタンス。取引が成立したらメールで支払い方法やら配送方法などを決めていくのでしょう。場合によっては直接渡しというのも存在するのでしょう。
売上高はメルカリを圧倒
一見、不親切にも感じるクレイグリストのサービスですが、売上高は年1100億ドル。メルカリ2018年7-9月の3ヶ月間の売上高が80億円。年間にしたら単純計算で320億円。3倍近い開きがあります。
海外の人の価値観の違い?
クレイグリストのこの不便さを補う競合他社もいたとは思いますが、それすらも寄せ付けない強さ。利用者にとっては掲示板のごとくモノを掲載できればそれでいいという感じなのでしょう。
個人的には、ちょっと怖いところもあり、第三者が入って決済やら配送を面倒見てもらいたい。
メキシコ、カナダ、英国、オーストラリアでもサービスも展開しているというのですから、この割り切りが世界標準なんでしょうね。
とは言え、同じサービスを展開したところでクレイグリストに追いつくのは無理な話。
メルカリのかゆいところに手が届くサービスが認知されれば、利用者も増えると思うんですけどね。日本初の個人売買サービスとして世界的成功を切に願うばかりです。