楽天のリアル店舗を担う?西友

エビリディロープライスで一斉の風靡。西友

西友と言えば、エブリティロープライスと攻めのスーパーという印象が強く、かなり尖った広告を展開していました。

これも世界最大とも言えるウォールマートがバックに控えているからなのでしょう。

ここ最近はCMなどを見かける機会もめっきり減り、どうした西友と思っていましたが、楽天とのさらなる提携強化で勢いを増した感じがします。

ウォールマートから楽天へシフト。西友

楽天との関係は今にはじまったことではなく、遡ること約4年前。親会社のウォールマートと楽天が戦略的提携を結んだことがきっかけ。これを機に楽天西友ネットスーパーが立ち上がりました。

その後、楽天は投資会社のKkRと組んで西友を買収。2社で85%の株を保有する大株主となり、さらに楽天色を強めることになったのです。

リアル店舗楽天と言ってもいい西友

これまではスマホ決済の楽天Pay、来店でポイントがもらえる楽天チェック、レシート画像の送付でポイントがもらえる楽天Pashaは展開してきました。

2022年4月からは、これに楽天ポイントカードを提示したら通常の5倍ポイントがたまったり、楽天Edyも使え、さらに還元率もアップ。

さらに楽天西友アプリをリリースし、楽天西友ネットスーパーを実店舗で使えるようにしました。

これでもか、これでもかばりの楽天サービスの導入。楽天会員にとっては、ポイント稼ぎには大変ありがたいスーパーが出現した訳です。

ここ最近ポイントの貯まり具合が停滞気味の僕にとっては朗報。行きつけの近くのスーパーから西友にスイッチしようかと迷ってしまうほどです。

スーパーもDXの時代。西友が先鞭をつけるかも

スーパーにもDXというの三木谷さんのお言葉。海外に比べると食品のEC化率は低く、3.3%(2020年度)。海外の17.3%と比較すると、いかに遅れているかがわかります。

コロナ禍でECの利用率も上がったことだし、この遅れは伸びしろと見てもいいでしょう。

お買い物が丸裸になるけれど、良い面も

このようにスーパーでの買い物と楽天でのお買い物を把握することで、一人ひとりにあった商品提案ができるようになる。

まるでアマゾンで馴染みの深いレコメンド機能が楽天西友アプリ上で展開されるという訳です。

個人的には、レシピ提案なんぞシてくれると大変助かります。売り場でもそのようなことをしていますし、買い物を飽きさせない工夫をぜひとも盛り込んで欲しい。

とは言え、自分の買い物履歴が丸裸になることを嫌う人も一定数いると思われ、運用も慎重に進めていくことになるでしょう。

とにもかくにも今後の西友の活躍が楽しみでなりません。願わくば近くに西友ができたらなと思った次第です。

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