申し訳なく思う再配達
Amazonの利用率が高い僕にとって、すんなりヤマトのスタッフから荷物を預かれればいいんですけど、再配達になることもままあるわけです。
とは言っても、すぐに使いたいというものでもなく再配達の日程はかなり遅めにするのがいつものパターン。
Amazonの翌日配達はうれしいですが、ヤマトに負担をかけているのではと後ろめたい気持ちもあるわけです。
総量規制を要望、労働組合
先日の新聞などで大々的に報じられたこの件。荷物の量がキャパシティオーバーなため、現場の疲弊が激しい。
ので、荷物の総量を規制して欲しいというのが趣旨。
この報道を見た時に、やっぱりなという印象しか持ちませんでした。
今までは当たり前のようにそのサービスを受けていましたが、宅配のバイト経験がある自分としては、あの時間帯規制というのは配達する側としては結構悩みのタネでしょう。
効率よく荷物をさばくため、渋滞情報もかみしながら、配達ルートを決めて積む荷物もそれに応じて並び替えます。
自分の目論見どおりに事が進めばベターですが、それでも予定どおりにさばくことができない。
加えて、今のヤマトは時間軸も加味した配達ルートにしないとダメなのですから、これは配達する前に疲労困憊。
さらに配達先が不在ともなれば、疲れも倍増することでしょう。
対策は値上げか
この課題をクリアする解決策として、運賃の値上げが上がっています。しかも再配達には追加料金をいただくというもの。
お金の徴収方法はどうするか?という問題もありますが、これは致し方ないことなのかなと思います。
そうすることで、総量は減るし、利益率も改善する、利益が改善されればスタッフのお給料にも還元されるわけで。
悪者扱いのAmazon
この件で、矢面に立たされているのがAmazon。配達は全てヤマトにお願いしているからでしょうが、最近ではまとめて配達を希望すればお安くするとか、納期に余裕を持たせてくれれば安くするというのを目にしました。
ということで、Amazon側でも対策は打っているんですね。
このサービスがもう少し普及していけば、少なからず今の宅配事情も改善されることと思います。
業界全体で考えるべき課題
2013年にヤマトは運賃の値上げを実施しました。大口顧客に対しての割引率の改訂だったかと思います。
その再、一時的に利益率は改善されましたが、その後、値上げ前をも下回る利益率となりました。
原因は他社の介入。競合他社がウチならもっと安くやりまっせということで運賃値下げに拍車がかかった格好です。
確かにこれ、宅配業界に限らず他の業界でもよくきく話。
けど、業界全体のことを考えると行き過ぎた値下げは、業界全体の元気を失う可能性もあり慎重に行った方が・・・と思った次第です。