何故か大盛況の18時過ぎのスーパー
一度開店直後に行って長蛇のレジ待ちに並びに苦い経験をしたので、最近は比較的空いているお昼前後にスーパーに行くことにしています。
比較的商品も揃っており、売り切れ品はほぼなし。レジ待ちも1-2人で5分ほど買い物を済ませられます。
基本的にスーパーの利用は週一ですが、稀に調味料がない、明日のパンがないということで再度足を運ぶこともしばしば。
仕事帰りの18時過ぎに立ち寄るのですが、思いの外、店は混雑。店内を回ると、お昼ではお見かけしなかった値引きシール付商品がわんさか。
皆、これ目当てで来ているんだなと思いました。物価高も重なり、いつも以上に人が来店している感じでした。
値引き額の決定は、その道のプロが担当
買い物途中に値引きシールを貼るスタッフ。手際よく次から次へとシールを貼り、かなり慣れている様子。金額も大概50円、100円引き。その値付けも、値引き職人が決定しているのでしょう。
このように、スーパーでは、長年の勘や経験に基づいて値付けをしている様子が感じられますが、コンビニのローソンでは、人ではなくAIに任せているとか。
その精度もかなり高いというのだから驚きました。
パソコンを開けば自動で値引き商品がわかっちゃう
基本的に値引きの対象となるのが賞味期限が近づいている商品。昼と夕方に値引きタイムがあり、その時間に合わせてパソコンを開くと、値引き商品はこちらといった具合でAIが教えてくれるとのこと。
加えて値引き額も提示してくれて、後は印刷するのみの簡便さ。
入りたてのバイト君でも簡単にてきちゃうわけです。これまで大きな顔していたベテランさんも立場なしといった感じです。
AI用の分析データがこれまた凄い
AIと言っても、元となるデータを入れて学習させていかなければ意味がありません。
ローソンではAI君が学習するネタとして、過去の販売実績、来店客の行動パター、混雑する時間帯を用意。ここまではよくあるネタに見えます。これに加えて加盟店のオーナーへのヒアリング情報という数値化が難しいデータもインプットして学習させているようです。
ので、各店舗に合わせたAI君が存在するということ。画一的にして地域に合わないという課題にもしっかり対応している点がポイントでしょう。
結果として出ているから、これまたすごい
AIを導入することで、人材不足面を補っているのはもちろん、きっちりと収益にも貢献しているのは、導入したフランチャイズの店長さんもさぞ喜んでいることでしょう。
約3ヶ月の実験で対象商品群の廃棄額を4%減らし、粗利を1%を増やしたようで、この結果を受け、2023年度中に、AIを全店に導入する計画を立てているようです。
値引き職人はつらいよ
てなわけで、ローソンの成功を受け、他のコンビニ、果てはスーパーにも今後、値引きAI君が導入されることは間違いないでしょう。
となると、スーパーの値引き職人の方々はどこに行ってしまうのか。AIの精度のアップに常にデータの更新に協力していく他ないのかなと思った次第です。
ので、ベテランさんでなくともバイト初めて間もないスタッフでも対応できちゃう。