きっかけはツィッター
PCデポのサポートサービスが大炎上を引き起こし、ネットやテレビなどで大きく報じられました。
そもそもは、ある男性のツィートがきっかけ。その内容が凄い。父親がPCデポの有料サポートを受けているとのことで、その金額たるや15,0000円。しかも解約すると10万円という凄まじい契約内容。
これに憤慨した男性が、「悪徳商売やん」とツィートしたところが事の始まりまでした。
炎上のメカニズム
この火種がボヤで済めば、事はここまで大きくならなかったのですが、今のご時世とでもいいましょうか、SNSで一気に拡散され、オレも、オレもと同じ疑問を抱いていて人が参戦。
で、ここからまとめサイトなるもので、この話題が取り上げられ、さらに火の勢いが増し、新聞、テレビもこの話題に飛びつき大炎上になったというわけです。
ここまでかかるのに、1ヶ月もかからなかったというのですから、いち消費者の声でもあっても、早めに対応を打たなければ大きな損傷を伴うことを感じました
ゴテゴテの対応
このクレームに対して、PCデポの対応が後手後手。
既にネット上で炎上を起こしていたにも関わらず2日後に謝罪コメントをネットで公開。が、この文面がどこか他人事で、高額有料サービスをむしろ肯定している内容で、ユーザーに理解を求めるといった内容にも取れるもので、さらに炎上。
次に取った策が、社長がその男性に陳謝するものであったが、直前で第三者もその場に入れる入れないでもめ、破談。これがさらに不誠実と捉えられ、火力がさらに増す事態となりました。
業績にも大きく響く不祥事
この騒動をきっかけにして株価はダダスベリ。8月上旬に1500円前後だった株価はわずか1ヶ月で600円にダウン。販促活動の自粛にまで追い込まれ、今期は最高益更新から前期比31%減へ。今なお株価が低迷していることを考えると、まだまだこの騒動の後遺症はしばらく続く感じがします。
にしても、高いこのサービス
この騒動を受けて、有料サービスの解約は無償対応に改善したわけですが、そもそも月額のサポート費が15,000円というのも納得行きません。
しかもネットにうとい高齢者をターゲットにしているとしか思えない節も。
サポートと言っても、毎月必要ということであれば、それは相当使い込んでいる方であって、スマホも通話位。ネットはニュースを見るだけというレベルであれば必要ない気がします。
といった僕みたいな感覚の人から見ると、悪徳商法にどうしても映っちゃうんでしょう。悪意はないにもしても・・・
今後はユーザーに使用状況に併せたプランも検討といったニュアンスのコメントも発表していますし、ここからPCデポが復活することを切に願うばかりです。