なるか日本版ウォールマート。イオンの野望

23年ぶりの社長交代

長期政権だった岡田さん時代が終わり、吉田社長体制となったイオン。

新社長のミッションはこれまで進めていたデジタル化のさらなる推進といったところでしょうか。

周囲からの、いや消費者からも、デジタル化と聞くとどこかワクワクしてしまうというのは僕だけでしょうか。

デジタル化への布石

デジタル化イオンのここ最近のトピックといえば英オカドとの提携でしょう。

本国イギリスではネットスーパーといえばオカドと言われるほど浸透しています。

秀逸なのは全自動の配送システムを完備している所。ECの肝と言える物流に力を入れている所が強さの源泉といえます。

イオンもこの会社から何を学ぶのか、もしかしたらネットスーパーの専用拠点網を構築するかもしれませんね。

ウォールマートはかなり先を言ってますが・・・

ネットスーパー、イトーヨーカドーのオムニ戦略などなど、これまで日本企業も色々とチャレンジしてきましたが、これだという成果を上げていないのが実情です。

そんな、もたついている日本を尻目にEC分野で成功を収めているのがウォールマート。

ネットとリアルをうまく融合させたドライブスルーであったり、ロボットによる検品チェックなど顧客向けはもちろんスタッフ向けにもITを充実させているというのがすごい点でしょう。

ちなみにウォールマート傘下の西友もご多分に漏れずこれらのITツールの恩恵を受けている。全世界に水平展開をさくっとできちゃう所もウォールマートならでと言ってもいいでしょう。

他にも西友は楽天とも提携してECに取り組んでおり、楽天のアドバイスを聞きながらサイトを修正したりして売り上げ増を達成しています。

デジタルとの親和性は良いのでは

で、話をイオンに戻すと、この先イオンのデジタル化はどこに向かっていくのか。

そもそもテナント商売で成功しているのだから、店に来てもらうことが前提。

なのにデジタル化ともなれば店に足を運ぶ人も少なくなるのではと言われています。

とは言え、新社長いわくネットとリアルの対抗軸で考えるのではなく、いかにネットとリアルを融合させていくことが課題と行っています。

新社長に期待

英オカドとの提携の他にも、物流のIT化、スタートアップ企業の買収、AIを活用したビッグデータの解析などなど、とにかくデジタル化は着々と進んでいます。

新社長の元では、これらの技術の中から実用化がなされていくのでしょう。

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