思わぬ事故に遭遇
失踪した友人を探しに人里離れた山奥を走行に事故にあってしまった主人公。
日本であればJAFが救助に駆けつけてくれるけど韓国ではそんな便利なサービスはないのでしょう。ピクリとも動かない車を前にただただ呆然としている運転手。そこに運よくバギー車に乗った地元民が現われ、何とクルマを修理してくれるとのこと。
部品交換で数日この田舎に留まらなくてはならない羽目にはなりましたが、この村人のウチに泊まれることとなり、山奥で路頭に迷う心配もなくなったのです。
犯罪ゼロの村のくせに
救助してくれた村人と村に向かうと、まずは村長への挨拶が必要だと言うことで二人して村長宅を訪問。
ところが、歓迎ムードと言うよりも警戒心丸出し。渋々1日泊まることは許されたもの、何かひっかかるものがありました。
村を歩いている人、猟銃を持った村人が近づいてきて、どこの者だ?と尋問してくるし、外部との接触がないのか、村人みんな揃ってよそ者には警戒している様子を感じました。
この村に入る途中に、犯罪ゼロの村と自らアピールする看板をかかげているだけに、外の人には優しいかと思いきや真逆の対応に主人公を終始とまどっていました。
見てはいけないものをついに
夜中は一人で歩いちゃ駄目だよと村人がからきつく言われたものの、そう言われてしまうと何があるのかを知りたくなってしまうのが人間。
懐中電灯を片手に夜の道を散歩していると、主人公は見てはいけないものを目にしてしまったのでした。
それが村に住む若い女の子のお家に、夜な夜な村人が訪れては獣的な行為を行っていること。明らかな犯罪行為だけど、隔離された村ということもあり、これを通報する人はゼロ。しかもこの女の子のお母さんが病気を抱えており、その行為と引き換えにお金をもらっていたこともあり、本人の口からも通報されることはなかったのでした。
獣共への復讐
これを知った主人公はこの女の子の救出を計画します。
彼女に「僕と一緒にこの村から逃げよう」と。。ここから村人から逃げる二人と村の外から出てほしくない村人による激しいバトルが展開されるのです。
女の子の口にした全員を殺したいという願いが、この逃亡劇の間に繰り返され、観ている側にとっても胸のすく思いでした。
死の淵で、女の子に助けを求める村人を容赦なく葬り去る姿に、長い間の性奴隷として辱めを受けた怒りが一気に爆発したのでしょう。
追う村人は3-4名。見事、この奇妙な村を脱出することができるのかは観てのお楽しみです。