旦那から逃げる奥さんに事件の予感
日本では到底考えられない大豪邸から必死の形相で逃げる主人公の女性。冒頭からこのシーンで始まるものだから、かぶりつくのも無理はありませんでした。
たっかい塀を乗り越え森林を懐中電灯片手に走り抜け、小道に出た所で待ち合わせてしていたクルマと落ち合うことができ、無事脱出することができました。
そもそも彼女が脱出に至った経緯とは旦那さんのDVや度を越した嫉妬。生きた心地のしないそんな生活に逃げたくなるのも無理はありません。
旦那さんの突然死に安堵するも、どこか不安
そんな旦那さんは、名の知られた天才科学者。ということもあってか、彼が自殺したというニュースはマスコミで取り上げられるほど。
彼女もその彼の死を知り、これで彼に恐れながら生きる生活から解放されると安堵したものの、その後の彼女の身に起きる奇怪な現象に、まさか奴は生きているのでは不安になり始めたのです。
人間の五感というのは捨てたもんじゃない
ある日の夜、誰かに見られている間隔を感じた彼女は、眠い目をこすりつつ起き上がり周囲を見渡しても誰もいない。
が、タオルケットを床に敷いたとたん、何かがシートの下で動いている。
そして、奴は自殺などせず今もなお生きていることを確信する事件が置きます。
彼の携帯を鳴らすと天井の上からバイブを鳴ります。これで彼が生きていることは確実となった訳ですが、さらに、その携帯をチェックすると、彼女が寝ている姿の写真が収められていたのです。
透明人間となった天才科学者
彼は自殺したと偽り、その間、透明人間になって彼女をストーキングしていたのです。
天才科学者だけあって、常人ではなしえないストーカー行為ゾッとしましたが、狙われた彼女はたまったものではない。
見えない相手に、ほぼ24時間監視されて気の休まらない。第三者に言っても頭がおかしくなった誰も信じてくれません。
さらに彼の行動はストーキングから、彼女への復讐へと変わっていきます。
同居している女の子を、さも彼女が殴ったかのようにしてみたり、極めつけは彼女の妹を公衆の面前で彼女に包丁を持たせて殺したり。
当初は彼から逃げ惑うことだけを感が考えていましたが、逆に彼をしばきあげてやろうという強い気持ちに切り替わっていくのです。
たくましすぎるよ、主人公の女性は
彼がどのようにして透明人間になったかを突き止めることができた彼女は、その仕組を知ることで透明人間対策もバッチリに身につき、ペンキやスプレーは見えない人間には有効ということを知りました。
さらに銃弾もこれまた有効。目の前に人がいない空間であっても、透明人間に当たればダメージを与えることができる。
さらに、彼女はその上を行く撃退作戦で見事、透明人間に打ち勝ちます。是非ご覧ください。