40を越えても、ここまで純真な大人がいるか?
主人公ネッドは、生まれたマンマで40年間生きてきたというほど、素直でやさしくて人を疑うことを知らない。稀に見るナイスガイな男。けど、家族に、こんな人がいたら、マジでやっかいもの扱いしちゃうかも。
アメリカの家族愛ってイイ
きれいどころの三姉妹に、無職の兄。日本なら、家族から総スカン。部屋に閉じこもり、友達が来ても100%、兄の存在は消したがるはず。が、この映画の三姉妹は優しい。無職で住む場所を失った兄を皆で助けようとしている。アメリカの家族愛って素晴らしい。
それぞれに問題を抱える三姉妹
夫と夜の営みが全くなくなり、夫婦間がしっくりこない姉、仕事がイマイチ軌道にのらない次妹、そして、恋人とここ最近うまくいっていない三妹。それぞれのライフステージのあるある悩みネタがちりばめられているんですが、兄貴がからむと、深刻な話もどこか陽気に感じて、悩んでいたことがバカらしくさえ感じちゃいます。
折れないハートをわけて欲しい
三姉妹のお家を転々として、行く先々で、兄がとんでもないことをやらかし、三姉妹にこっぴどく叱られる。その繰り返しなのに、主人公ネッドは全く反省の色なし。あそこまで言われたら、普通は意気消沈するのに。そこが愛しいと思わせてしまう。
前に進む、ナイスガイ
いい年して、妹や家族の世話になるのは忍びない。子供っぽいばかりかと思いきやしっかり大人の考えも持ち合わせているネッド。結果的に三姉妹の問題も兄貴が絡んで、良い方向に進んでいるのだから、結果的に兄貴にしてやられたって感じです。さすが、兄貴。