原子力発電所を攻撃
外出先からエアコンを入れたり、テレビを予約録画できたりとプチIotは昔からありましたが、最近ではビジネスの世界でも本格的なIotが普及してますよね。
IBM、Googleなどなど産業のIotの覇権を争いが激しさを増しています。
便利になるのは大変歓迎できますが、一歩間違えれば悪意ある人がネットワークに侵入して、悪さをしでかすなんてことも十分に考えられます。
そんな不安を描いているのが本作品。ハッカーが選んだ場所はなんと原子力発電所。外部からの侵入はまず無理と鉄壁な壁を構築していたのに、派遣の男をバックドアを仕込んだものだから、ネットワークに入り放題。冷却装置を麻痺させて、メルトダウンを引き起こす大惨事をやってのけたのです。
これが現実に起きたらとゾッとしてしまいました。
組織的犯罪グループとタッグを組む
ハッカーの動機としては、名声欲からというもので、困らせてやるという悪意あるものではないもの。
が、犯罪グループと手を組んでしまったら話は別。
事はかなりやっかいな事に進むこと大ありなのです。
本作品ではハッカーに加え、先物取引で大儲けを企む連中がタッグを組んだもの。
これは看過できないということで、アメリカと中国のセキュリティチームが手を組んで犯人をとっ捕まえることとなります。
が、それだけでは事件解決には至らない。てなわけで、服役中の伝説のハッカーにお力に借りることとなったのです。
まさか自分が作ったプログラムとは
凄腕ハッカーにかかれば、犯人なんぞカンタンに見つけ出せちゃいます。犯行に使われたプログラムを見てみると、それ俺が昔作ったやつじゃんという代物。
誰が、それを改変して、侵入プログラムとしえ改変していたのです。
ってことは、ある意味自分にも責任がある。てなわけで、ハッカーはとっ捕まえたものの、その先の黒幕探しに入るわけですが、相手は、そんな事は百も承知。怖いお兄さんを使って、彼らの捜査の邪魔に入ります。
とは言っても、アメリカと中国のその道を極めた連中ですから、そうカンタンには屈しない。どんどんと犯人グループを追い詰めていきます。
で、彼らがなぜ原子力発電所を狙ったかの理由を突き止めるまでにいたりました。
錫の先物取り引き相場に誘導
彼らが狙ったのは、錫の採掘所を事故と見せかけて爆破させ、供給を一度止めて、相場急騰させて、在庫している錫を市場に一気に売りさばき高値で売り抜けるという壮大な作戦を立てていました。
ただ爆破と言っても、成功する見通しは立たずで、テスト的に原発を狙ってみたとのこと。
予行演習なら他でもできるだろうと思いますが・・・
まとめ
単なるハッカーの話に留まらず、組織犯罪と絡めて話が進行していくのは見応えありで楽しめました。