とんでもない身体能力、KGBエージェント
時は世界大戦から10年後位のお話。米ソの冷戦が始まった頃で、両国間の関係はピリピリモード。そんな中、主人公のCIAエージェントはあるミッションを遂行すべく、ある女性と接触を図るべく東ドイツに飛びます。
冷戦下の東ドイツはソ連の管理下。街のあちらこちらにKGBがいて、案の定尾行される始末。
目的の女性との接触に成功し、整備工場を後にしてクルマを出すとKGBの尾行車がもの凄い勢いで追いかけてくるではないですか。
が、そこはCIA随一の凄腕エージェントですから、彼を巻くことに成功。
とは言っても、このKGBエージェントもなかなかの強者。まずは至近距離から銃撃を回避し、後方からクルマを撃ち抜いて壁に激突しても、まだくたばらない。しまいには走ってクルマを追いかけ、トランクにしがみつき、そのまま剥ぎ取ってしまうほどバカ力男。
相手も一線級のエージェントを用意してきたのです。
まさかチームを組むとは
初日からとんでもないKGBエージェントに会い災難だったCIAエージェント。無事西側に脱出し、ミッションを遂行する矢先に何とまたとんでもないことが起きます。
このミッションが単独ではなく、何とソ連と合同ミッションということ。
今回のミッションは、何とナチスの残党が核兵器を開発して、世界征服を狙っているというものを阻止するというもの。
p冷戦下ですが、再びナチスが復活されるのは困る。という訳で、一時的に両者が手を結ぶことになったのです。
で、そのパートナーが、前日に格闘したあの馬鹿力男のKGBエージェント。
出会いが最悪でしたから、仲良くやるというのは無理な話。
お互いプライドも高く、そこはかとなく相手をディスりながらもプロとしてミッション遂行していくことになります。
驚きはこんなものじゃない。えっ、この人も?
この最強コンビにつきあわされる羽目になったのが、核開発博士の娘さん。
彼女をツテにして、博士と接触を図ることに。ので、KGBエージェントが婚約者に扮し、博士との接触を図ります。
行方不明となった博士の消息している唯一の叔父を便りに、その居所を探っていきます。
で、博士との接触がなる直前にさらなる驚きがなっていました。
何とこの女性、イギリス諜報機関のエージェントだったのです。
イギリスもイギリスで独自に核開発に阻止に動いていたというのですから、びっくり。
3カ国のスパイで結成された最強チームがここに誕生したわけです。
とにかく、007やミッション・ポッシブルとはまた違うユーモラスがあって面白かったです。
ぜひともシリーズ化してほしいです。