設定が面白い
近未来の地球に描いた作品。地球外生物の侵略に会い、長きにわたり地底生活を余儀なくされているというもの。地上に出ようをものなら、エイリアンの餌食になってしまう。ので、地球防衛軍的な各国連携して、エリアに立ち向かう組織を作ったのです。
で、今回の主人公はこの軍隊に属する軍人。定期的に本拠地に離れて、各地域に点在する見張りの塔に長期出張に活かされる、その役目を担うこととなったのです。
100日間もなんて耐えられない
この任務が結講しんどい。たまーに外を巡回してエイリアンがいないかをチェックするだけで、ほとんとの時間を塔の中で過ごさなければならないのです。決まった時間に食事をして、決まった時間に本部に報告して・・・。テレビやネットなど娯楽品は一切なし。ある意味、監禁状態。しかもこの任務が100日間と長期にわたり、精神的におかしくなってしまう方々もいるとか。
で、この作品、この軍人の日々の暮らしがずっと繰り返し、繰り返し。場面展開も一切なく全ては塔の中か。たまーに外にパトロールに出かけますが、それもちょっと。
見ているコッチの方が精神的に参っちゃいました。
動き出したのは二人目登場
そろそろ飽きるだろうなというのを見透かされたのか、話の中盤当たりに2人目の出演者が登場します。
通信障害が起きたので、その修理にということで本部から来たというもの。
で、主人公が大事にしていたペットのねずみをジャケに扱ったものだから、口論となり大喧嘩が勃発。
お互いに深いキズを負い、修理で来たおっちゃんは監禁されることになったのです。
で、この時感じました。この主人公も精神的に病み始めてきたのかなと。
何が真実かわからん
で、主人公の病みっぷりは加速度を増し、そもそもエイリアンなどいない。軍が自分たちの都合の良いように作り上げた生き物であって、軍人の数を減らすためにこの任務は行われているのだと。
修理屋のおっちゃんは実際にエイリアンに遭遇し、何とか逃げ延びることができたという怖い体験話をしても全く聞く耳を持たずじまい。
果ては、俺はこの塔を出て、他の塔にいる仲間に会いに行くと見張りの仕事を放棄して、外に出てしまったのです。
そして、何とか仲間の塔にたどり着くことができたのですが、そこで見た光景が、これまた凄惨な状況で、その仲間の遺体すら見つからないという状態。
彼は思ったでしょう。「やべっぇ、エーリアンって実在するじゃん」って。。と気づいた頃には、時すでに遅しで・・・。彼の命やいかに・・・