世界史の勉強には持ってこい「エクソダス:神と王」

時は紀元前のエジプト

作品の舞台は紀元前のエジプト。そこに次期王様に確定済みの王子と幼少期から一緒に過ごしたお友達がいました。

戦に出れば大将のポジションに王子、参謀役にお友達。といった具合に、いつも一緒だった二人でしたが、ある時を境に良好な関係に亀裂が入ってしまったのです。

エクソダス

お友達はヘブライ人

あのピラミッドにしろ、王室の建築物など、その苦役に従事したのがエジプト人ではなくヘブライ人でした。ほぼ奴隷状態で重労働に課せられ、ほぼ人間としての扱いをされていなかった状態でした。

で、お友達の出生の秘密が明らかになり、何と彼がヘブライ人であったことが発覚

しかも王様はお友達を大のお気に入り。王位を彼に譲ることはないものの、王子の取り巻きとしては面白く無い。

そんな外野の声に流されてしまったのか、王子もお友達に国外追放を言い渡します。

エクソダス

地獄のような旅の始まり

国外追放されたお友達はあてもなく西へ西へと向かう旅に出ます。食べるものにもありつけない日々を過ごし旅を共にした馬には先立たれ何度も死の淵をさまよいます。

が、何とかある集落にたどり着き結婚。息子を授かり第二の人生を歩むことになりました。このままこの集落に腰を落ち着かせるかと思いましたが・・・

仙人との出会い

仙人と言っても白髪でもないし、長いひげをはやしているわけでもありません。神の宿る山にお友達が登った時に偶然出会った仙人。彼が言うには「同胞を助けないとあかんぜよ」と。その言葉で、お友達は故郷に帰ることを決意。

10年ぶりに故郷に戻ったはいいけど・・・

久々に訪れた故郷、エジプトではヘブライ人に対する奴隷扱いがさらに酷くなり、このままでは暴動が起きてもおかしくない所まで事態は深刻度を増していました。

お友達は王位に即位した王子の所を訪れ、ヘブライ人に対する圧政をやめるよう警告

が、全く聞く耳を持たない王子。むしろ事態を悪化させてしまったのでは?と思う位、公開処刑をするなどさらにエスカレートしていきます。

天災で自らの過ちに気づかせる

これに激怒したのがお友達ではなく仙人。王子の罪の深さを知らしめるべく、ハエを大量発生させたり、巨大なヒョウをふらせたり、海中の魚を全て死なせたり・・・。最終的には王子の子供を殺めてしまいます。

さすがの王子も自分のしたことの罪を償いたいと思ったのでしょう。お友達の言うヘブライ人の環境改善を受け入れることにします。

ただし、エジプト国内から出て行けというものだったのです。

ただヘブライ人にしてみれば自由を得たということで大喜び。ヘブライ人の大移動が始まります。

あの名シーンがスケールアップ

ヘブライ人の自由は認めたものの、腹の怒りが収まらない王子は彼らを追いかけて殲滅させようと企てます。ここに逃げる友達。追う王子という関係ができます。

険しい山道を抜け何とか目的の地まであともう少しという所で痛恨のミスが発覚。目の前に広がる海を見て万策尽きたとみんな落胆。

が、お友達は諦めません。渡りきったると。彼が海に入るとみるみるうちに潮が引き、渡って対岸に渡れるほどに。これで自由になったかと喜んでいるのも束の間、王子達の軍勢が迫ってくるではありませんか。逃げるヘブライ人。追うエジプト人。

が、その瞬間、大きな波が、ジョーズばりのホレホレの波がエジプト軍を襲います。まず生きて帰ることはできないだろう的なサイズが・・・

エクソダス

「お友達」とはモーゼのことです。

天を味方につけ何とか対岸に渡りきったヘブライ人。エジプト軍からの支配から逃れることができ次なるステップの自国建設をと進むのでした。

で、このエジプト王子のお友達が世界史にも出てくるあのモーゼだったのです。

ずっと同じ名前の人か位にしか見ていませんでしたが、まさか本人のことを描いた作品だったとは・・・と驚きだけが残る作品でした。