9.11の同時多発テロ後、初となるアルカイーダとの戦いを描いた実話に基づく作品。
これまで最高機密として取扱われたというのだから、この戦いにより勝利は米国にとってもかなり重みのあるものでした。
アルカイーダも米国との戦いで、この作品に描かれた戦いが一番の敗北だと公言しているほど。
しかも、この戦いはたった12人で5万人のアルカーイダに立ち向かったのですから、そりゃ彼らの偉業を讃えて銅像も建つわなと納得しました。
実戦経験なしがこうも不利とは?
その偉業を成し遂げた部隊を率いたボスは実戦経験がないことで、アルカイーダの現地部隊の上司からも、そしてアルカイーダと敵対する部族の長からも軽んじられる始末。
とは言え、部隊長は全く気にするそぶりなし。
部族長との初めての顔合わせの時、ボスをスルーして部下に挨拶するような嫌がらせを受けても顔色一つ変えない器のでかさ。
最初こそ部隊長を軽く見ていた部隊長でしたが、次第に彼を認めるようになり、今も大親友の仲だとか。
ローカルルールにはとりあえず従っておこう
アルカイーダとの戦いでは、現地の部族と協調しながらミッションを遂行していくものでした。
最初は、戦いに対する考えがお互い相いれず、作戦上重要な情報さえ教えてもらわなかったり、馬での移動を強要されたり。
ここで米国の方針に従ってもらわないと困るというスタンスを取っていたらこの戦いは勝利に結びつかなかったでしょう。
部隊長は、部族長の無茶振りにも文句を言わず、従う姿勢を見せ、また戦場では戦闘に立って指示を出すなど、その行動で米国部隊の本気を見せることで、徐々に心を開いていったのです。
空爆はホント頼りになるわ
たった12人の米国兵と1000にも満たない現地民間兵が、数万人のアルカイーダを相手にするのは無理な話。
この大きな戦力差を埋めるのが空爆でした。戦車、バズカー、ロケットランチャーと装備が充実しているアルカイーダでも、さすがに戦闘機までは持っておらず、ほぼ米国の一人相撲という感じがしました。
ロケットランチャー恐るべし
空爆で、アルカイーダの軍に壊滅的な打撃を与えた後は、米国とあ現地部族兵の騎馬隊がライフル片手に突撃するという戦術。
アルカイーダに占領された街を次々と開放していきました。
とは言え、アルカイーダも最後の最後に意地を見せ、連射式ロケットランチャーを繰り出し、地上戦では圧倒的な力を見せつけます。
あまりの接近戦のため得意の空爆攻撃も使えず、死を覚悟でロケットランチャーめがけて騎馬隊が突撃。
敵の激しい攻撃をかいくぐり、見事ロケットランチャーを破壊し、大勝利を収めることができたのです。
パチパチパチ