半端ない熱量「スティーブ・ジョブス」

マッキントッシュハリウッド

アップルとの出会い

アップルを知ったのは1993年頃。まだワープロが幅を利かせパソコンが一般的ではなかった時代。学生だった僕に、「広告屋目指すならマックよ」って、バイトの先輩女史が言ってたっけ。

で、めでたく広告関係の会社に就職でき、本当にMacがあるのには驚いた。パソコンにズブの素人にも、当時からオサレ感オーラーはすごかった。

今に始まったことではない強烈な個性

ジョブスの悪態は、よく耳にするけれど、それマッキントッシュって設立当初から。創立メンバーという非常に近しい存在である意味、ジョブスの夢に賛同してくれた仲間。ならば多少のミスも大目に見ていいようなものの、「ブリトー食ってる場合じゃねぇーぞ、ブタ」って。言いすぎでしょ。

半端ない熱量が現実に変わる

パソコンに搭載するフォントについても、パソコン開発から見れば枝葉の部分なのに、徹底的にこだわるジョブス。強い信念というか、一切の妥協なしというか、そこまでの熱量が世の中を変えることができるんだろうなと。僕だったら納期優先で、細かい所は目をつぶるだけど・・・。

スティーブ・ジョブス

商売もうまかったのでは?

まだ設立当初で、パソコンショップに商品を卸す場面。店主は買い手という優位的立場を使って、コスト、納期で厳しい条件を出す。普通なら買ってくれるだけで満足。厳しい条件も飲みますと。が、ジョブスの場合は、そこから強気の値上げ交渉を行うというのだから、なんとまぁ強心臓なこと。

スティーブ・ジョブス

投資家に対してもそう。最初に提示された金額も、さらに出資させる事に成功するし、よっぽど自分達の作る製品に自信がないと言えましぇん・・・。

物足りなさはあるんだけど

アップル創立から、会社を追われるところまでは詳細に描かれているのに、アップル退社から復帰の空白の10年が全く描かれていない。つまりNeXT社を設立させた部分。2時間の枠の中で、ジョブスの生涯を追うのはちょいと厳しい。3部作位にした方が良かったのでは・・・

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