折れないハートとはこうゆうこと。マンデラ ー自由への長い道ー

ネルソン・マンデラハリウッド

ネルソン・マンデラと言えば・・・

ネルソン・マンデラを初めて知ったのは大学生の頃。南アフリカの大統領に就任したということで連日のように新聞で取り上げられていました。

というのも、それまでの南アフリカといったら白人至上主義で、黒人大統領なんて考えられない世の中でしたから、それが黒人大統領誕生ということで世界的に注目を浴びたのでしょう。

少なからず興味はあったものの中々知るきっかけもなく、今回こうして映画で知り得ることができたのは良かったです。

あの辛く長い刑務所暮らしを思えばなおのこと・・・

ネルソン・マンデラ

テロ行為で刑務所暮らし

元々は話し合いにより争い事を解決していこうという考えのマンデラでしたが、政府が力に頼る黒人差別法を施行。これにブチ切れたマンデラは市役所爆破などのテロ行為を繰り返し、ささやかな抵抗を試みます。

が、最終的には政府に捕まり、終身刑を言い渡され島流しに。これが彼の人生のほとんどを奪うつらく長いものになります。

サル扱いされる刑務所

狭い牢獄、風呂なし、喚き散らす看守。雨が降れば全員裸で外に立たされ身体を洗えと。住環境もさることながら人間扱いされない環境に置かれます。

マンデラのすごいのは、その置かれた状況を改善していこうという努力。小さなお願いごとを積み重ねることで、いつしか人間として扱われる日がくるであろうと。

で、最初にお願いごと、長ズボンの支給を事あるごとに要求し、実際の支給までにこぎつけるまでに。刑務所暮らしの最後の方では、冷蔵庫がありましたから、人間扱いされていたことは確実でしょう。

ネルソン・マンデラ

マンデラ待望論

終身刑を言い渡されたマンデラですが、世界各国で南アフリカの白人優遇策が各国から批判の的となり、経済制裁までに発展。国内では黒人と白人による争いが絶えず状態と、半端ないカオスっぷり

黒人開放の象徴とも言えるマンデラの釈放を求める声も海外、そして国内でも高まりを見せ、政府としても、もう動かざるを得ないところまで追い詰められました

媚びないマンデラ

時の大統領に懇願され、一緒に釈放パレード的に参加して欲しいという要望をあっさりと断ります。場合によっては釈放も取り消しなんてこともあり得るのに、自分の信念を貫くことを選びます。筋が通っているとしか言えません。

暴力から話し合いに

白人に長きにあたり虐げられた黒人は、どうしても武力による解決を目指します。が、マンデンラとしては、それではいつまでたっても白人との融和は成し得ないと。

ということで、話し合いによる解決の道を選択。中には考え方の違いで離反する人もいたようですが、ここでも信念を曲げることなく話し合いによる和解を目指しました。まじしびれっぱなしですわ。

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