移民問題を楽しくおかしく。「はじめてのおもてなし」

はじめてのおもてなしハリウッド

リアルな移民問題

日本も近い将来こうなるんだろうなと思いながら、しみじみと見てしまいました。

ちょっとしたホームステイ的なノリで生活支援を求める移民の方を部屋を貸して共同生活を送るというもの。

移民を受け入れる国の機関的なものがあり、そこで受け入れ先が決まるまで移民同士で共同生活をしています。その施設ではドイツ語を教えるなど就業訓練的機能も有し、さすがドイツといった感じがしました。

で、移民を受け入れる方々が施設に訪れて面談を行います。中に子供がたくさんいるファミリーもいれば、ちょっと怪しげなカップル、陽気な独身男性と様々。

こうして、ナイジェリアから防衛してきた青年ゾフィはとは、裕福なシニアが受け入れ先となり、ドイツでの新生活が始まったのです。

とは言え、全ての人が移民受け入れに好意的ではなく、中には治安悪化を懸念して、否定的がいるのも確か。そういった点も包み隠さず描いていたので非常にリアリティ感がありました。

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冷めきっている夫婦関係

ゾフィを受け入れた夫婦は、ここ最近、喧嘩が絶えずやや冷めきった状態。

旦那は病院の院長クラスのお偉い方。が、最近はやたらと怒りっぽく部下に対しては怒鳴り散らす始末。院内でも煙たい存在でした。それをそのまま家庭に持ち込むものでから奥さんも距離を置くようになり旦那はどんどん家族内で孤立を深め、夜な夜な若いお友達とクラブへ。いい年してシワ取りの注射を打ってもらったり、フェイスブックで若い女の子とお友達になったり。

一方の奥さんは、チョーがつくほどの意識高い系。移民者受け入れも奥さんが言い出しっぺ。の語学の先生を買って出たり

そんな意識高めもあってか、事あるごとに旦那と衝突することが増え、夫婦関係がどんどん冷え切ってしまったのです。

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壊れていくパパ

子どもたちもこれまたちょっと壊れ気味で、息子は世界に股をかけるエリート弁護士。ここまでは良いのですが、多忙が過ぎたのが精神障害に陥り、一時的に入院するはめに。

症状は急性の燃え尽き症候群とのこと。燃え尽き症候群に急性というのがあるのか驚きましたが、とにかく子供よりも仕事優先。子供もどんどん彼から離れていったのでした。

そしてもうひとりの子供は30を過ぎて大学に通うというちょっと変わった娘さん。周りはバリバリに仕事している人もいれば、子供がいて幸せな家庭の手にした人などなど。

ちょっと置き去りにされている感じも自覚しており、しかもストーカーにも狙われさえない日々を送っていました。

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全てを解決してくれたのが結局彼

そんな問題てんこ盛りの家族に受け入れられたゾフィー

運ワルーとも思いましたが、オギーが素晴らしいのは客観的な立場でどうすれば家族の問題がクリアになるのかを見ていたんです。

こうして、外部の人間の助言を聞くうちに、また一つの家族にまとめまっていく様子は心温まるものでした。

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