一つはコンプレックスを持っているけど
足が短い、鼻が低い、髪の毛が薄い。などなど身体的なコンプレックスは誰しも持っているもの。
それがコンプレックスとなって、気後れしていつもの自分をさらけ出さない。結果、つまらない人と思われてしまうのがオチ
そんな残念な学生時代をもう一度やり直したいと勇気をくれるような作品でした。
出会いがこれまたレア
著名な建築家のアレクサンドルと弁護士のディアーヌ。全く異なる業種で接点すらない。
どのようにして出会ったかと言うと、彼女が店で忘れたスマホがきっかけ。
スマホを忘れたことに気づき、急いで自分のスマホに連絡するディアーヌ。無事スマホがつながったものの電話の向こうは男性の声。
男性いわく、食事でもどうですかとのこと。聞けば、彼女が店内にいた時から気になっていたようで、スマホを落としたことを良いことに彼女にズケズケとアプローチ。強心臓としか思えません。
彼女もスマホを拾ってくれたお礼とのことで快諾。
アレクサンドルはさぞ有頂天だったことでしょう。
ちょっと違和感。けど口には出さないマナーの良さ
待ち合わせのレストランに到着するとビックリ。どんな人かと多少は期待していたディアーヌでしたが、そこに表れたのは自分よりも圧倒的に背の低い小学生位のダンディな男。身長と顔立ちがあまりにもアンマッチ。
驚いたものの相手の気分を害さないように終始笑顔。身長のことには一切触れない大人の振る舞い。一方アレクサンドルは、全く気後れすることなく堂々とした対応。相手のちょっとした表情の変化、声のトーンで態度をころっと変えてしまう、ブレブレの自分にとっては、この態度に深く感心させられましたよ。
とは言え、覚悟していますから
アレクサンドルのこの堂々とした対応も、今までこの手の経験を幾度もしてきたから。だからこそ、対等な感じで恋人と向き合える。
しかも相手の女性の気持ちに先回して優しく手をさしのべる。
彼がモテモテなのはわかる気がします。交際も順調に進み、ある日、ディアーヌの両親を食事をした後のこと。彼からこのまま続けるという核心をついた質問が。
早めにはっきりしておいた方がお互いに傷が深くならずに済むという訳です。
とは言え、「うん」とは簡単には口に出せない。ディアーヌは彼とこの先も交際を続けていくことを決心したのでした。
二人の恋の行方はいかに・・・
よくでてきているよ今どきのCGは
アレクサンドル役を演じたジャン・デュジャルダン。元々身長の低い俳優さんとかと思いきや、実際は180cmの大男。
CGで身長を小さく見せていたというのですから驚き。見ていて全く違和感ありませんでしたから。最近のCGのレベルの高さにただただ驚くばかりでした。