月面着陸成功の影に「ファーストマン」

アームストロング船長と言えば・・・。

名前だけは学校で学んでいたので知っていたアームストロング船長。

人類で初めて月に降りたった人で、歴史に名を残した方ですが、このミッションを成功させるために幾多の苦難を乗り越えていきました。

失敗を重ねる月面着陸

冷戦時にソ連と激しい争いを繰り広げた宇宙開発。ソ連が先に有人の宇宙飛行を成功させ、あのガガーリンの地球は青かったという名言が生まれました。

今では考えられませんが、当時は、あのNASAがソ連の後塵を拝していました。

焦る米国は国を挙げて、宇宙開発に力を入れ何度も月面着陸を試みます。

月面着陸を成功させたアポロ計画。その前身となるのがジェミニ計画と呼ばれるもの。

こちらの計画にもアームストロング船長が参加するのですが、宇宙上で他の宇宙船にドッキングして、月面に着陸させるという高難度のミッション。

無事第ドッキングを成功させ、さぁ月に向かうぞという矢先にまさかの原因不明のマシントラブル。月に着陸することなく地球に戻ることを余儀なくされました。

家族ぐるみのつきあいの仲間が・・・。

とは言え、そう簡単に引き下がることなど全く考えておらず、次の計画を進めていきます。

アームストロングはこのミッションはお休み。前回のミッションで肉体的精神的な疲れが溜まっていることを考慮してからでしょう。

で、彼に変わって乗船したのが、家族ぐるみでつきあいのあるお友達。彼も月面着陸の夢を追い求めていた人で、一時的に事務職に異動させられていましたが、過去に宇宙飛行を経験したことを買われ、抜擢されました。

ロケットに乗り込む、テイクオフの司令を待つ彼。が、一向に飛び立つ気配はなし。不審に思ったパイロット。外部と連絡を取るも原因不明。

しばらく待機していると、コクピットから火が上がり、またたく間に彼らを襲いパイロット3名が死亡。

アームストロングは大事な有人を事故で亡くしてしまう悲運に見舞われてしまったのです。

国民から上がるの批判の声

国の威信をかけて計画を進めてきたNASAですが、度重なる失敗、そして死者を出したことで日増しに風当たりが強くなり、税金の無駄遣いということで、あちらこちらでデモがおき、存続が危ぶまれていきました。

月に足を踏み入れるという感動

社会的批判にさらされる中で、行われたアポロ計画。船長はアームストロング。家族からも猛反対を受けながらも、月に行くことを決断します。

そして、この様子は全世界に公開され、大きな感動を呼ぶことになります。

批判的だった国民も、この成功に大いに喜びます。まるで明るい未来が待っているかのように。

熱狂で渦巻く地球をよそに、当の本人はいたって冷静。高揚感もなく淡々と。あれだけ夢見ていた月面着陸も実際に達成してしまうとこんなものかといった達観した様子。

幼くしてなくなった娘の形見を宇宙に解き放した瞬間に、何か思う所を感じました。