世界の諜報機関オンパレード
アメリカで言えばCIA、イギリスではMI-6、んでロシアのKGB。各国それぞれ諜報機関を持っていますが、その各国のレジェンド級が集結して、あるミッションを全うするっていう話。
明らかに強すぎるブルース・ウィルス
現役兵士10数名に囲まれながらも、慌てることなく一人また一人とコツコツと仕留めちゃう手際の良さ。終わってみれば見事、その包囲網を突破しちゃう。野球で言えば、引退した選手が現役相手にノーヒットノーランしちゃうような圧倒的な強さ。
ヘレン・ミレンがいい味出している。
このチームで唯一のMI-6のスパイ役を演じたヘレン・ミレン。一瞬のスキをついた一撃必殺技はさることながら、狙撃手ばりの腕の良さ。外見ではまったくそんな雰囲気皆無なんですけど・・・。しれっと相手を殺めちゃう。優雅というか、品のあるスパイって感じ。
メアリー=ルイーズ・パーカーのズレっぷりもたまらない。
スパイのプロ集団にあって、唯一素人のメアリー=ルイーズ・パーカー。銃の使い方さえ知らないのに、今回のミッションに何故かノリノリ。足ひっぱるだろうという予想に反して、いい意味でやらかしまくり。
最後は、どでかい仕事をやりとげ、素質の片鱗を魅せつけてました。
極めつけはレクター博士
作品の終盤に登場してくるレクター博士ことアンソニー・ホプキンス。この人を見ると、淡々としていればいるほど寒気がするというか、影のある怖さは健在。長らく監禁生活を送り、頭がボケてしまった脳天気な老人かなと思っていたら、大間違い。クライマックスに向けてレクター博士が顔を覗かせます。
世界選抜最高。
と言った具合、仲間も敵も個性豊かな出演者ばかり。それぞれのキャラがしっかりと際立っていて、その俳優の良さがちゃんと活かされている。バランスの取れた映画だと思います。