バイオハザードシリーズとの連続性はなし
バイオハザードと言えば、ミラ・ジョヴォヴィッチ演じるアリスが、ゾンビをバッタバッタとなぎ倒す爽快な作品でした。
シリーズも6回を数え、1作品目は2002年公開。ミラ・ジョヴォヴィッチも年齢的なことを考えると7作品目は厳しい。
てなわけでリブート、つまりこれまでの話とは連続性を持たせない形で新たなバイオハザードの物語を作ろうとなったのではと推測します。
大手企業撤退で残した黒歴史
悪の権化、大手医薬品メーカーアンブレラ社は今回も健在というか、この会社なくしては話は始まらないでしょう。
夜な夜な人体実験をしては、人間兵器の開発に勤しみ、とんでもない怪物を作り出してしまう。
ということもあって、アンブレラ社は本社開発センターのあるラクーンシティから撤退。その後の街は活気を失い、まるで大手企業が撤退してしまった地方を見ているよう。
しかも、とんでもない失敗を街を残して住民にとっては大迷惑。まさか自分がゾンビになるとは夢にも思わなかったことでしょう。
過去作とは異なるチームでゾンビと対峙
で、このゾンビ退治に立ち向かうのが街のポリスマン達。
当初はゾンビという存在も知らなかったこともあり、数名の勇気あるポリスメンはこの戦いで命を落としていまいます。
壮絶な戦いの末、何名かは残りますが、この戦いにアリスがいれば八面六臂の大活躍でポリスメン達は命を落とさずに済んだでしょう。
ゾンビ最終形態モンスター現わる
本作ではゾンビの最終形態とも言えるモンスターと言ってもいい怪物が現れます。小柄で敏捷性に優れ、手足がビョインと伸びるモンスターや筋肉隆々で目玉が肩口から胸にかけて多数ある大型モンスターなどなど。
これも新解釈ならではの新しい試みなのかと。となると、この先ももっと化け物クラスのモンスターが現れることも容易に想像がつきました。
謎多き終わり方。これって次回作があるってこと?
ゾンビ化すると全くこれまでの記憶を失い、ただただ人間を襲うだけの単細胞化が一般的ですが、この怪物モンスターはしっかりと自我があるので厄介。
これも本作で初披露目のG-ウイルスの効能かもしれません。確か前回のシリーズではT-ウイルスだったので、もしかしたら今後さらにG-ウイルスの概要が語られるかもしれません。
他にもポリスマンは特別にゾンビに対しての耐性があるとか、謎の女性が登場する最後のシーンなどなど全て解明されることなく終わりを迎えてしまいます。
ってことは、次回作以降にこの点は明らかになっていくのでしょう。次回作が楽しみです。