アムロとシャアの戦いはメインの戦場
ファーストガンダムで描かれた地球連邦とジオンの戦いは、あまたある戦場の中の一つというのが、この作品で知りました。
宇宙から地球に行きジャブローでの戦いを経て再び宇宙へ。ジオンの主力と地球連邦の主力が戦いが描かれ、ア・バオア・クーの戦いで、1年戦争は終結を迎えました。
一方で、この部隊とは別に地球でも、地球連邦とジオンによる攻防が繰り広げられていました。
地球連邦のとある小隊とジオン軍で名家と呼ばれる家系が率いる部隊です。
個ではなく組織での戦い
ファーストガンダムでは、アムロの超越した働きだけが目立ち、ガンタンク、ガンキャノンの働きはイマイチ。ガンダムをサポートするというのが名目ですが、どちらかと言うと足をひぱっていたという印象。
飛び抜けたパイロットがいると、組織として戦うのは難しいものです。
08小隊では、互いに無線で連絡を取り合いながら、ジャングルでの攻防が中心。木々が隠れ蓑となり、戦いは困難を極める状況。ので、組織で当たらないと戦いを勝利に導くことは難しい。加えてアムロばりのスーパーヒーローがいないとなると、手に手を取り合って戦うしかないのです。
レーダーを見ながら、あるいは音を頼りに敵兵をキャッチしていく様子は本物戦争さながら、見ていて緊張感があります。
よりリアリティな戦争作品
ファーストガンダムは、どこかアニメの世界という感じがして、現実とかけ離れていて、それはそれで楽しく視聴できました。
08小隊では、より現実に近い設定で、リアリティを感じさせてくれます。
地球連邦ってこんなに人がいたんだという位に、たくさんの人がこの戦争に参加。
それと戦争で、いつ死ぬかわからないという恐怖感もひしひしと伝わってきます。
何よりも、モビルスーツが本当の意味で、人の代替えとして登場している所。組織だったモビルスーツの部隊は、まさに人によって構成された部隊そのもの。
どこか戦争の怖さを知った感じがします。
往年のキャラが躍動。
ファーストガンダムで、人気のモビルスーツ、ザクやドム、そしてグフが装いも新たに登場するのはファンとしてはたまりません。
より重厚感があって、精密感ある絵がたまりません。機関銃の音も、重みがあって、本物さながら。
ファーストガンダムのときよりも勇ましいザクに出会えるのは必見です。
この作品のオリジナルモビルアーマーの巨大な兵器も、これまたとてつもない存在感を放ち、これ1機で地球連邦を凌駕しちゃんじゃない?的な迫力もありました。