抜群の安定感。「家族はつらいよ2」

寅さんに続く大衆映画

山田洋次監督と聞くと思い出されるのが男はつらいよ

古き良き日本の下町の心温まる人情物語にどれだけ癒やされたことか。

自由気ままに生きる寅さん、脇を固める個性豊かなキャラクターによる絶妙なやりとり。48作品も飽きずに、むしろ毎回楽しみに観れたのも山田洋次監督ならではなのでしょう。

てなわけで、寅さんファンにとっては、この家族はつらいよシリーズへの期待はかなり高め。

3世代家族を舞台に起こる珍問題を面白おかしく描いています。

シリーズでは社会問題化となっている高齢者ドライバー問題無縁仏問題を、湿っぽくならずほどよい笑いに包んで描いています。

家族はつらいよ2

高齢者ドライバー問題

まずは高齢者ドライバー問題。高齢者による事故が多発していることで、免許の返還を求めたりしていますが、当の本人からしてみれば、穏やかではない。

この問題を担当したのが、おじいちゃん役の橋爪功。クルマの傷が絶えず気づいたのがママ役の夏川結衣

運転を差し控えるようにお願いしても、全く聞く耳を持たない橋爪功。老人扱いするなを怒るのも無理はありません。

どの家庭でも起こりえるでしょう。この問題を家族会議を開いて解決するということで、キャスト全て集まり互いの意見を言い合うのですが、このやりとりがたまらなく面白い。

主題がすり替えられて、何故か夫婦間の話にそれたり、兄弟間の問題に発展したりと収集つかないやりとりこそ、家族はつらいよシリーズの醍醐味です。

結局、おじいちゃんの免許取り上げは結論が出ずに棚上げとなってしまったのですが・・・・

家族はつらいよ2

無縁仏問題

続いては、無縁仏問題。おじいちゃんが偶然にも高校時代の友人に出会い、同窓会を開くことに。

当時を懐かしみ、大いに盛り上がって何故かおじいちゃんは友人を自宅に招き止まって行けと。

ママ役の夏川結衣は、やんわりと断るものの、おじいちゃんは全く聞く耳を持たず友人を泊めることにしたのですが、朝起きたらビックリ。おばあちゃんのベットの上で息を引き取っていうのですから、家族は大パニック。警察、消防署、鑑識スタッフ、ご近所も巻き込んで、とんでもない騒ぎに発展。

遺体を目にしてパニックとなる役者さんたちの演技がとてつもなく笑えます。

身寄りのない友人を、全く面識にもないのにかかわらず火葬に参列した家族を見て、温かい家族だなとしみじみと思いました。

家族はつらいよ2
  • 家族はつらいよ2
  • 家族はつらいよ2

まとめ

シリーズ3も間もなく上映するようで、今度はどんな問題がこの家族に降りかかるのか、個人的には色々と苦労の耐えないママ役の夏川結衣を主役にした話を期待しています。